再建途上の高校に新たな力 和歌山南陵にラグビー部「勝利目指す」2026年5月26日 12時00分田中祐也印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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和歌山南陵高校(和歌山県日高川町)に今年度、ラグビー部が創設された。創部メンバーとして12人が入部し、練習に励んでいる。23日には連合チームで初の公式戦に臨む。 「パス、パス!」「こっち!」。5月中旬、学校近くのグラウンドに元気な声が響く。監督の尾崎新さん(47)は「自立と規律を大切に、ラグビーの楽しさを伝えていきたい」と話す。 福岡市で中学生の強豪チームを指導してきた。現在は家族を福岡に残し、学校職員として部員たちとともに寮で生活している。 2024年、和歌山南陵高校バスケットボール部のクラウドファンディングに協力したことを機に前理事長の甲斐三樹彦さんと知り合い、25年2月に監督の打診を受けた。 教職員への給与遅配や生徒募集停止で揺れた学校の再建に懸命に取り組む姿に心を動かされ、引き受けたという。 準備には1年をかけた。福岡のチームの選手やフィジーからの留学生、他校からの転校生ら12人が集まり、新チームが船出した。 青木祐さん(1年)は福岡時代の教え子の一人だ。「全国大会の常連校と迷ったが、一からチームをつくることに挑戦したかった」。中土井獅王(れお)さん(2年)は兵庫県の高校から転校してきた。「ラグビーを続けながら、福祉などさまざまな資格が取れる学校の環境にひかれた」と話す。 12人の部員のうち、唯一の未経験者が渡辺駿太(はやた)さん(1年)だ。182センチ、101キロの恵まれた体格を持ち、ラグビーに打ち込みたいと福岡から進学した。「ルールは難しいし、練習はきつい。でも、みんなと一緒にプレーするのは楽しい」と笑顔を見せた。 チームは23日、新宮高校との連合チームで初の公式戦に臨む。ただ、その舞台を最も楽しみにしていた前理事長の甲斐さんは、3月に事故で亡くなった。 尾崎さんは「誰からも応援される日本一かっこいいチームをつくると約束した。2年以内に全国大会に出場し、約束を果たしたい」と力を込める。チームを引っ張る青木さんも「全員で一丸となって勝利を目指したい」と話した。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人田中祐也和歌山総局専門・関心分野地方自治 暮らし 歴史 ファッション 依存症関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする