インタビューベン・ジョンソンの時から続く議論 ドーピング容認大会の影響と懸念聞き手・遠田寛生印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
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ドーピングを容認する異例のスポーツ大会「エンハンスト・ゲームズ」が24日、米ネバダ州ラスベガスで開催された。 競泳男子50メートルバタフライで世界記録を持つアンドリー・ゴボロフ(ウクライナ)や陸上男子100メートルの元世界選手権王者フレッド・カーリー(米国)ら計42選手が、競泳と陸上、重量挙げ、デッドリフトに参加した。 大会がもたらしたスポーツ界への影響は。 1984年ロサンゼルス五輪のボート女子銀メダリストで、カナダ・ウェスタン大教授のアンジェラ・シュナイダーさん(66)=運動学=に話を聞いた。ドーピングOKの大会エンハンスト・ゲームズとは 元世界王者参加ドーピング容認大会で競泳の世界記録上回る 一晩で賞金2億4千万円――大会の感想は。 「まず、私は人間の進歩や、人々がより健康で強くたくましくなることに反対していません。アスリートにお金をより払うことも、良い医療を受けさせることも。全て良いことですから」 「この大会がそれらを実現するのかには疑問を抱きます。彼らは公式サイトで商品などを販売し、開催には製薬会社が絡んでいるとも聞きます」 「アスリートの成長やスポーツの改善をうたっていますが、薬を売るなどの金銭的な利益をはるかに大事にしているように見えます。一度立ち止まって、考える必要があると思います」――大会公式サイトでは美容や睡眠関連の商品が売られています。 「老化防止に関するものですね。この大会は、アスリートたちが製薬会社に『実験用のネズミ』として利用されているだけではないか、と感じます。大衆に『この薬は選手が金メダルを獲得できると証明した薬です。飲みたくなったでしょう』と宣伝するために」ステロイドの危険性――主催側は全選手に精密検査、大会後は5年のアフターケアを保証。(筋肉増強の作用がある)ステロイドなどを容認する禁止物質は、米食品医薬品局(FDA)が承認した薬に限定しているので安全と主張しています。 「健康被害のリスクが軽減されているとは思えません。ステロイドが人間にとってどのレベルなら安全かを証明するのは難しいし、確かな研究結果もありません」――参加選手が同じ条件なので、他の大会よりも公平性が確保されていると言っています。 「科学的な観点から似た条件…この記事は有料記事です。残り992文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人遠田寛生スポーツ部専門・関心分野大リーグなどスポーツ全般、アンチドーピング関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする












