ストーリー具志堅直印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
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緊迫する中東情勢を受けて、石油化学製品の原料「ナフサ」の供給不足が強まっている。化学大手の旭化成の工場群があり、企業城下町とも言われる宮崎県延岡市を歩いた。 「容器の仕入れ値が上がって大変だよ」 市内の老舗すし屋の大将は、握りずしを持ち帰るためのフードパックの急な値上げを業者から最近、告知された。ひいきにしてくれる客は多い。すし代に上乗せするわけにはいかないと頭を抱える。 ガソリンや灯油などの値上がりを実感している人は多いが、食品トレーやラップなど日用品のプラスチック製品は、ナフサの供給不足に伴って価格高騰を引き起こす可能性が高まっている。価格上乗せか、量を減らすか 「もうジレンマ」 4月下旬の昼前、市内のスーパー「サンフレッシュむしか」は買い物客でにぎわっていた。店を運営する「まるさわ」の沢部誠一社長は「トレーや容器がこれだけ高くなってくると、商品に上乗せしないといけない時代にはなりつつある」と顔をしかめる。 現時点で、総菜や刺し身などに使うラップや包装容器の入荷が滞っていないが、価格は2倍以上に上昇。さらなる値上げの通告が仕入れ先から相次いでいるという。「原料が石油由来で運ぶにしてもガソリンを使うだろうし、加工するにしても熱を加えるガスなどが必要。値上がりはしょうがないと思う」 お菓子など価格を据え置くために量を減らす商品も出ている。沢部社長は「量を減らさずに上乗せすれば売りにくくなる。もうジレンマ。(包装類も)無視できない状態にきている」と語る。 全国スーパーマーケット協会(東京)の統計調査(4月)によると、3月は中東情勢の不透明感で、消費者の生活防衛意識が高まってスーパー中核店舗の収益環境は厳しさが増しているという。各店は商品・資材などの調達の最適化や、需要に応じた在庫コントロールを的確に行う経営努力が一層重要になると指摘する。建設資材も不安定 工事の遅延も プラスチック製品は小売りの…この記事は有料記事です。残り1590文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする












