Re:Ron(リロン)編集部から

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「時は来た」と改憲に意欲を示す高市早苗首相に対し、護憲を訴える国会前デモも。施行から79年の憲法記念日を前に取材した憲法学者の木村草太さんは、憲法を機能させてきたのは「自己拘束」の知恵だといいます。 「人権や差別解消の理念は、憲法学が最前線で扱うテーマ」だという木村さん。「自己拘束」を考えるうえで語ったのは、個人の尊重と幸福追求権を定めた憲法13条に基づくプライバシー権の議論でした。「人に知られたくない個人情報を知られずに、隠したいことを隠すための権利」として発展してきましたが、最近は性的指向など「差別に使われる情報」を隠す権利としても使われるようになってきたといいます。 しかし、プライバシー権で対応しようとすると「性別や肌の色、出身地といった公開情報での差別は防げません」。公開情報を使った差別などを防ぐには、プライバシー権とは別に「差別されない権利」があると知ることで、個人情報を扱う際に「こう使っていいのかな?」と慎重になり、差別を防げる――。木村さんが強調したのは、こうした憲法の規範に基づく「自己拘束」の重要性です。 では、武器輸出解禁などの国の防衛政策の変更や、緊急事態条項をめぐる改憲論議は、日本が紛争をあおらないようにするという「自己拘束」を担保しているのか。日本国憲法の現状を「価値観が浸透しているからこそ、改憲への警戒心が薄れつつある」とみる木村さんとの問答は続きました。5月3日配信の記事「9条だけでない、憲法という『自己拘束』の知恵 木村草太さんに聞く」で紹介しています。言論サイトRe:Ron(リロン)https://www.asahi.com/re-ron/編集部への「おたより」募集中:https://forms.gle/AdB9yrvEghsYa24E6Xアカウント:https://twitter.com/reron_asahi/おすすめ論考をメールで(週1):https://digital.asahi.com/support/mail_service/login.html?mail_id=reron