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植物から染め出した色で、自然や文学、深い精神世界を表現してきた。紬織(つむぎおり)の人間国宝で染織家・随筆家の志村ふくみさん(101)の仕事をたどる特別展「志村ふくみ 百一寿 ―夢の浮橋―」(5月31日まで、月曜休館)が京都市左京区の細見美術館で開かれている。10日には関連イベントとして長女・洋子さんの講演会があり、ふくみさんの近況についても語られた。志村ふくみ展の展示室。細見美術館が所蔵する屛風(びょうぶ)などの美術品と、志村ふくみさんの作品が合わせて展示されている=京都市左京区の細見美術館 出展数は前後期合わせて計60件。「源氏物語」から着想した連作や、石牟礼道子さん原作の創作能「沖宮(おきのみや)」のためにつくった衣装、端切れの布でつくったコラージュ作品などが並ぶ。また、今展のために本人監修で制作した二つの新作もある。石牟礼道子さん原作の創作能「沖宮」のためにつくった衣装などが並ぶ展示室=京都市左京区の細見美術館着物の残り布や端切れでつくったコラージュ作品などが並ぶ展示室=京都市左京区の細見美術館 ゲストキュレーターを務めた、アルスシムラ講師の外山もえこさんは「京都は『源氏物語』ゆかりの地であり、志村ふくみは京都・嵯峨野の景色からぼかしの表現が生まれたと語っている。その京都で作品を見ていただくことで、根底に流れているものをより感じていただけるのではないか」と話す。「みんなの願いを種子にしてもってゆこう」 講演会で、長女で染織家の洋…






