ストーリー小児血液がんの研究、乱立から協力へ 治療標準化に奔走した小児科医後藤一也印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする
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2026年度の朝日がん大賞は、国立病院機構名古屋医療センター上席研究員の小児科医、堀部敬三さん(73)に贈られる。小児の血液がんの治療の標準化に取り組み、AYA世代(15~39歳)のがん患者の支援に尽力した。 「まだまだ道半ばだという思いは強いが、がんの中では希少な領域に光を当ててもらった。すごくありがたい」 名古屋大医学部を卒業したのは1978年。当時、白血病は治りにくい怖い病気の一つだった。それでも、他のがんのように外科に頼らずに内科だけで立ち向かうことにあこがれ、血液内科を志していた。ところが研修医1年目のとき、20代の白血病の患者が瞬く間に亡くなり、「同世代として耐えられない心のつらさを感じた」。 成人の白血病はまだ治すことが難しいなか、世界では骨髄移植などによって小児の白血病に治療の光が見えてきた。研修医の自分に、まだ話すことができない子どもが目で訴えてくる。素直さにひかれ、「この子どもたちのために」と、名古屋大の小児科に入り、子どもの血液内科を専門にすることに決めた。 米国で骨髄移植の成功例が報告されるなか、名古屋大でも積極的に取り組んだが、骨髄移植は成功しなかった。 「移植で救ってあげたい」。82年からニューヨークに留学し、移植の免疫反応の研究に取り組んだ。気づいた教訓、米国にあって日本になかったもの ところが、留学した3年間で…この記事は有料記事です。残り1845文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
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この記事を書いた人後藤一也くらし科学医療部|医療担当専門・関心分野科学、医療関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする






