2026年8月31日 9時33分森下裕介印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする
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2030年度以降、小・中・高校生が学校で学ぶ内容が新しくなる。どう変わるか、次の学習指導要領の具体的な改訂方針が31日に示された。小・中学校で教科ごとに決まっている年間の授業時数(コマ数)を、各学校の裁量で減らし、ほかの教科に振り替えられるようになる。AI(人工知能)の活用も初めて記載し、情報教育の授業を大幅に増やす。【まとめてわかる】学習指導要領が変わる 経緯は? 新たな姿は? 文部科学省は学校で学ぶ大まかな内容を指導要領で定め、およそ10年に1度改訂してきた。2030年度から始まる次の指導要領について、改訂作業を進めていた文科省が31日、中央教育審議会(文科相の諮問機関)の特別部会に、これまでの議論をまとめた改訂方針の素案を示した。 小・中では学年ごとに国語175コマ、理科105コマ(1コマは小学校45分、中学50分)など、教科別の年間コマ数が定められているが、新たな指導要領では各校の判断で最大約15%減らせる仕組みを導入する。コマ数を減らしたり、コマあたりの時間を短くしたりして生み出した時間を、別の教科のコマ数に上乗せしたり、教員研修の時間に充てたりできる。こうした仕組みは28年度から先行実施できるようにする。 一方、すべての教科の総コマ数(小4~中3は1015コマ)は減らさない。 もう一つの改訂の柱は、情報教育の大幅な拡充だ。情報教育、AIへの深い理解促す 小学校で「総合的な探究の時間」(総合的な学習の時間から名称変更予定)に「情報の領域」、中学で「情報・技術科」を新設する。小学校ではこれまで、情報を体系的に学ぶ教科はなかった。 情報の領域は小3、4年が最大週0.9コマ、5、6年が週1コマほどでインターネット依存や、偽情報・誤情報との向き合い方などについて学び、生成AIが誤った回答を出す可能性があるなどの特性を知る。 情報・技術科は中1、2年で最大週2コマ、3年で1コマほどとなる計算で、中学では現在から倍増する。生成AIの仕組みやリスクのほか、著作権や個人情報などのルールについてもより深く理解する。 このほか、不登校の児童生徒に対しては、特定の教科でコマ数を減らすなど、個別にカリキュラムを組める仕組みを新設する。「ギフテッド」などとも呼ばれる特異な才能がある子は、得意教科について高校や大学の授業を受けられるようにする。 中教審は今冬にも、審議結果を文科相に答申する。新たな指導要領は小・中学校が26年度末、高校は27年度末に告示される予定だ。学習指導要領とは? 「ゆとり」批判に揺れた歴史 新しい学びの姿は有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
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