ストーリー第5回スザンヌさん、地元で老舗旅館再生 「温泉には幸せにする力がある」城真弓印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする【動画】宿泊施設がなくなった温泉街に旅館をオープンしたスザンヌさんの思い

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島原半島を望む有明海が西に広がり、山の斜面には一面ミカンの木々が立ち並ぶ。熊本市西区河内町の一角、潮の香りただよう港のそばに、スザンヌさん(39)が運営する温泉旅館「KAWACHI(カワチ) BASE(ベース)―龍栄荘―」は立つ。2026ふろ探求 第5回九州・中国地方には個性豊かな湯があります。2026年は千年に一度の〝おふろ(026)の年〟。各地のふろ文化をたどります。 1階には二つの風呂がある。「ARIAKE(ありあけ)」と「MIKAN(みかん)」。河内町の名物から名を付けた。入り口をくぐると、ほんのり温かな湯気が立ちこめる。 日中の時間帯は予約制の家族風呂。浴室内を走り回る小さい子どもから目が離せなかった子育ての経験からだった。「もう疲れに行ったお風呂だなって。家族風呂ならはしゃいでも大丈夫っていう安心感を持って入ることができる。やっぱりお母さんにもゆっくりしてほしい」 もとは約70年前に創業した老舗旅館だ。カフェやアパレルの店ができる物件を探していた時、売りに出されていた龍栄荘に出会った。 熊本市の出身だが、同じ市内にある河内町のことはほとんど知らなかった。 内見の帰り道、目にした夕日に心をつかまれた。空をオレンジ色に染めながら島原半島に沈んでいく。「こんな景色を毎日見られるなんて、素敵」。ただ、物件は広すぎた。 何度も訪れて街を歩いた。結…この記事は有料記事です。残り1602文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人城真弓西部報道センター|教育・子育て、京築地域担当専門・関心分野地方・教育・療育・子育て・食・防災関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする