コラム・寄稿更年期「仲間入り」の夏、同じ道を往く我々だから 岡田育さんコラム印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする

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蒸し暑い駅構内から冷房の利いた地下鉄車内に乗り込むと、他の乗客からやたらじろじろ覗(のぞ)き込まれる。私一人だけ湯上がりみたいに大汗をかいているからだ。慌てて顔を拭い、扇子を出してあおぐ。目的地まで炎天下を歩く間も、幾度も身体が斜めに傾いた。連日の真夏日、寝苦しい夜も続いてはいたが、ずっと室内にいたのに、熱中症だろうか。岡田育 ハジッコを生きる【特集ページはこちら】ジェンダーを考える Think Gender と、到着した建物のエレベーター前で居合わせた黒人のオバチャンが、私のとよく似た大きな扇子を忙(せわ)しなく動かしながら、「あたしらの必需品よね~!」と親しげに笑いかけてきた。そこへこれまた見知らぬ白人男性が、「毎日暑いですよね、僕も扇子を買おうかなぁ」と調子を合わせてきたのだが、「このしんどさは、坊やにゃわからんのよ!」と急に噛(か)みつかれて、両手を上げて降参のポーズを取っている。 ああなんだ、これ更年期障害…この記事は有料記事です。残り856文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする