現場から夫婦が暮らすガレージ、被災者の憩いの場に「立ち飲み屋みたい」鎌形祐花印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする
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熊本地震で、震度6強を記録した熊本県八代市。被害が大きかった鏡町地区には、潰れた自宅のすぐ隣のガレージで暮らす夫婦がいる。一日中、戸が開かれているガレージは、近隣の被災者たちにとって憩いの場だ。2人はいま、半世紀ほど共に暮らしてきたこの場所を離れたくないと強く思う。 「何か足りないものはない?」「うちの冷蔵庫いらない?」 津田宜治(よしはる)さん(78)、春美さん(74)夫婦が暮らすガレージには、近所の人や親類らが入れ替わりやってくる。差し入れの冷蔵庫やラジオ、マットレスなどが所狭しと並ぶ。 家が壊れて肩を落とす近所の男性に、宜治さんは「笑って暮らさんと」と声をかけた。 「明日もまた来るからね」。夕方に訪れた女性は、名残惜しそうに2人に手を振って帰りの車に乗り込んだ。 絶えず人が訪れる理由を「たまたま家が開いとるけん来ただけだ」と笑う宜治さん。30年近く地域の自治組織などで活動してきたといい、自身のことを「この地域では知らん人はおらんぐらい」と話す。 地震があった7月28日、2人は自宅の居間にいた。 夕食の支度に取りかかろうとしていた時、「ドン」と横揺れが起きた。春美さんの背後から冷蔵庫が倒れ、下敷きになった春美さんを宜治さんが助け出した。 自宅は1階部分が潰れ、原形…この記事は有料記事です。残り712文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする






