2026年8月11日 7時30分溝脇正印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする
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熊本地震から11日で2週間。震度7を観測した熊本県氷川町では、いまなお車中泊を続ける被災者がいる。 木下幸記さん(60)と妻えりかさん(47)。夫婦と幸記さんの母親の3人で暮らしていた木造2階建ての自宅は、地震の激しい揺れで大きく傾き、住めなくなった。 地震当日から空き家となった自宅を狙った窃盗への不安と、飼っているペットの世話もあり、自宅裏での車中泊を選んだ。母親は説得して福祉避難所に移ってもらった。 昼間は自宅前に張った二つのテントを拠点に、息子や娘の手も借りながら、家の中から貴重品や生活用品を運び出す作業を続ける。食事は知人の差し入れを受けたり、避難所で食べたりしている。風呂は車を走らせ、入浴サービスを利用して、夜になると自宅へ戻り、車内でシートを倒して眠る生活が続く。 仮設住宅への入居も申し込んだが、紹介された住宅は自宅から離れており、家財の整理や見回りを続けるには難しかったという。 炎天下で家財の整理に追われるえりかさんは、額の汗をぬぐいながら、「もう限界が近づいています。足を伸ばして眠りたい」。 えりかさんの切実な願いは、地震から2週間たってもなお続く被災者の厳しい現実を物語っていた。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
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