現場から森岡みづほ 宮坂知樹 吉村駿 中嶋周平印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする
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寝苦しい夜だった。 熊本県氷川町に住む60代の男性は、車中泊をしようと車内でうとうととしていた。町内で震度7を観測した熊本地震から、2日後の7月30日のことだった。 午後8時時点で、車外の気温は「33度」と表示されていた。 午後9時を過ぎたころ、「コンコン」と窓ガラスをたたく音がする。 車の外には、車で数分のところに住む女性が立っていた。 表情はこわばっていた。 「姉の様子がおかしい。119番通報しているが、留守番電話になってつながらない」と女性は訴えた。 緊急通報なのに、留守番電話になるはずがない。不思議に思った男性が携帯電話を見ると、女性は別の番号に何度も電話をかけていた。「熱くなってしまってる」 男性は代わりに119を押して、女性に携帯を返した。 女性はその後、近くの家に向かった。女性の70代の姉が暮らしていた。 ガレージには、姉がいつも乗っていた青い軽乗用車があった。 車の周りに、近所の人たちが集まっていた。 60代の農家の男性もその一人だった。 女性から「姉と連絡を取れん…この記事は有料記事です。残り1134文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
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この記事を書いた人森岡みづほ大阪社会部|災害担当専門・関心分野人の暮らし、国際報道、ジェンダー吉村駿西部報道センター専門・関心分野九州、福岡、スポーツ関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする






