インタビュー「臭い自分」が許せない 「不安と敵視」が招く苦悩、心理学者の見方神戸郁人印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする
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私たちの体からは、色々なにおいが発せられています。においはコミュニケーションにおいて、どのような意味合いを持つのでしょうか。応用心理学が専門で、東北大教授の坂井信之さんに聞きました。 ――人間関係を築く上で、においが持つ意味とは何でしょうか。 例えば動物は、相手のにおいで敵か味方かを識別しています。人間も同様です。 いじめで、「臭い」という表現が使われることがありますよね。言った側も、言われた側も、すさまじい拒絶感を抱くはずです。集団の中で、他のメンバーとにおいが違うと、完全に部外者として扱われるからです。 その意味で、においは社会性を帯びていると言えます。 ――仲間意識を確認する上で、役割を果たすのですね。 はい。そして相手の受け入れがたいにおいを嗅いだとき、胸の内に起こる感情は、「恐怖」というよりも「嫌悪」だと思います。 誰かを嫌悪すると、声、見た目など、対象の全てを拒みたくなります。一連の情報を、自分自身の中に取り入れることそのものに、激しく抵抗するわけです。 例えば、幼少期に何かを食べて嘔吐(おうと)すると、その食べ物を避けるようになります。毒物を体に入れないための学習なのですが、これに伴う脳内の反応や行動パターンは、嫌悪感が生じるプロセスでみられるものと一緒なんですね。つまり、嫌悪は生存本能に根差し、においとも強く結びついています。【関連記事】「わきが」の臭いがバスに充満 死願った51歳女性、絶望からの再起脳の「誤作動」がもたらす苦しみ ――自らの体臭が強い、あるいは実態以上に強いと思い込むことで、集団になじめず苦しむ人々がいます。当事者たちの心の中では、どんな動きが起きているのでしょうか。 自らの体臭を気にしすぎる人…この記事は有料記事です。残り1652文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人神戸郁人デジタル企画報道部専門・関心分野エンタメと創作文化、働き方、育児、新語関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする






