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(22日、第108回全国高校野球選手権大会決勝 智弁和歌山4―3健大高崎) 智弁和歌山が健大高崎を破り、5年ぶり4度目の頂点に立ちました。決勝の速報やアルプス席の様子などをお届けします。・中谷仁監督インタビュー・試合経過とスタンド雑観・先発メンバーと試合前の監督コメント「強打の智弁和歌山」は低反発バットをどう攻略? 答えは簡単だった悔し涙のミーティング、バスで熱唱した歌 健大高崎が一つになるまで中谷仁監督「智弁ファミリーみんなで勝ち取った優勝」 中谷仁監督は「選手たちの勝ちたいという思い、スタンドのアルプスの応援、その一体になった結果。智弁ファミリーみんなで勝ち取った優勝」と語った。 主なやりとりは以下の通り。――5年ぶり4回目の優勝おめでとうございます。 ありがとうございます。――この満員の拍手をどうお聞きになりますか? 感無量です。はい。――1点差の接戦での決着でした。この優勝をつかみ取れた(要因は)何なんでしょうか? うちの選手たちの勝ちたいという思い、スタンドのアルプスの応援、その一体になった結果だと思います。――二回に先制をしましたが、その後八回に逆転されました。どんな言葉を選手たちにはかけていたんでしょうか? 和歌山大会から本当に苦しい試合の連続で。こういうゲームは、僕たちのゲームのペースなんだ、展開なんだと。日本一なるにはこれぐらいは当たり前だから、こっからやぞっていう風に。ベンチでは常に僕もそうですけども、キャプテン筆頭にみんながそういう表情、声かけだったので大丈夫だと信じてました。――八回の裏、再逆転の場面です。けれども、先頭バッター山田選手が出て続くバッター楠本選手。追い込まれながらよくセンター前に運びました。 いや、もう執念だと思います。はい。――そしてその後代打のキャプテンが 1 球で送りバント決めましたね。 もうあそこのイニングに関しては、もう松本のバント。これで本当にあの逆転まで見えたというか、本当に魂がこもった素晴らしいバントでした。――キャプテンは腰の手術が大会直前にもあって苦しい思いもしたと思います。チームをどんな風にまとめてきたんでしょうか? もう本当に誰よりも練習をして、背中で引っ張るキャプテンで。1年間、本当に細かいことも、僕もいろんなことを指導してきましたけども、それに耐えて見事にチームをまとめてくれたと思います。――改めて大会を振り返って、準決勝で横浜を破った試合もありました。今年のチームの強さ、中谷監督、どんなとこに 1番お感じになりましたか? 選手たちは本当に素晴らしいスポーツマンシップを持った選手たちだったんですけども、ここに至るまで。理事長はじめ学校の先生たち、またコーチ陣、周りの大人も、寮もそうです。みんなの力でこの子たちを日本一にしてやるんだと。そういう力をすごくなんか後押しされてるような感じがしまして。智弁ファミリーみんなで勝ち取った優勝じゃないかなと思ってます。――本当におめでとうございました。 ありがとうございます。九回表 久葉が得点を許さず、ゲームセット 九回表、智弁和歌山は八回途中からマウンドに上がった久葉が得点を許さず、ゲームセット。最後の打者を空振り三振に仕留め、5年ぶり4度目の優勝を決めると、マウンド付近に歓喜の輪ができた。八回裏 智弁和歌山が再逆転 川原がスクイズ成功 八回裏、智弁和歌山が再逆転した。 先頭の山田は死球。続く楠本の中前安打と犠打で1死二、三塁のチャンスを作り、川原が投前にスクイズを成功させた。 同点となり、さらに1死一、三塁から暴投で勝ち越した。八回表 健大高崎が逆転、石田雄星が2点本塁打 八回表、健大高崎が逆転。1死二塁から主将の石田雄が113キロの変化球をとらえ、右翼ポール際に2点本塁打を放った。健大高崎OB オリ佐藤龍月も応援 健大高崎の卒業生で、プロ野球オリックスの佐藤龍月投手も三塁側アルプス席に駆けつけた。試合前には「ディフェンスの強いチーム。守りからしっかりリズムをつくってほしい」と話した。 「突出した選手がいない分、チーム力で戦える。甲子園で試合を重ねるごとに強くなった。今日は全力を出し切って」と後輩にエールを送った。六回表 智弁和歌山、和気に継投 クーリングタイムを挟んだ直後の六回表、智弁和歌山は先発の長井から、背番号1の和気に継投。相手打線の中軸を三者凡退に抑えた。ひとりだけの応援席から背番号1へ、智弁和歌山エース・和気選手五回裏 智弁和歌山、計7安打のうち3本は長打 五回を終えて、智弁和歌山が2―1で健大高崎をリード。四回までの毎回安打を記録し、計7安打のうち長打が3本出ている。 一方の健大高崎は、五回にこの試合初めて先頭打者が出塁。狩野の適時打で1点を返した。五回裏2死二塁のピンチでは、二塁手の岩井が二遊間へのゴロを好捕。相手に追加点を許さなかった。五回表 健大高崎1点かえす 1年生狩野が適時打 五回表、健大高崎が1点をかえした。先頭の岩井が右翼へ二塁打を放つと、犠打で1死三塁とした後、1年生の狩野が一塁線を破る適時二塁打を放った。健大高崎「自分たちの代は結束力がある」 三塁側のアルプス席で、健大高崎の応援統括官として控え選手らの応援をまとめる田原太平さん(3年)の手袋にはベンチ入りメンバーの名前が書かれている。 「みんなで寮生活をしてきたので、自分たちの代は結束力がある。決勝の舞台まで連れてきてくれたメンバーに感謝をこめて、アルプススタンドから日本一の応援をしたい。27個のアウトをとるまで全力でいきたい」二回裏 智弁和歌山が2点先制 山下と長友が適時打 二回裏、智弁和歌山が長打攻勢で2点を先制。1死から川原が中堅右への当たりで、二塁を陥れる好走塁。続く山下が、右中間へ適時三塁打を放った。 さらに2死三塁から、長友が右越えに適時二塁打を放った。 智弁和歌山は二回裏、山下の適時三塁打で先制すると、この回、2点を挙げた。アルプス席の応援団は応援する生徒らに向いて立ち、選手のプレーは見えない。それでも吉川和さん(2年)は「生徒が総立ちになっている姿を見て、スリーベースを打ったと分かった。先制点で盛り上がっているので応援しやすい」と笑顔を見せた。一回裏 健大高崎・石垣は無失点に抑える 一回裏は2死から、智弁和歌山の井本が右前安打で出塁し、続く山田は四球。健大高崎の先発・石垣はピンチを招いたが、楠本を3球三振で仕留め、無失点。健大高崎のアルプス席「親の役割を全うする」 三塁側アルプス席では健大高崎の野球部員らの保護者も声をからして応援していた。 野球部父母会長で戸谷圭汰選手(3年)の父・直樹さんは「選手らはそれぞれの役割を全うして勝ち進んできた。親は応援するという役割を全うする」と話す。 アルプス席では前列に3年生の保護者、後列に2年生の保護者が座り、その間に1年生の保護者が入る。「先輩の背中を見て応援を身につけてきた。その姿を、今度は後輩の保護者に見せたい」。受け継いできた伝統の応援スタイルで選手たちを後押しする。一回表 智弁和歌山の先発・長井が後続抑える 一回表は1死から、健大高崎の石田雄が一塁への内野安打で出塁したが、智弁和歌山の先発・長井が後続を抑えた。先発メンバーと試合前の監督コメント 試合前には、両チームの先発メンバーが発表された。 智弁和歌山の先発投手は、今大会初先発の長井心海。健大高崎はエースの石垣聡志がマウンドに上がる。先攻・健大高崎遊 神崎中 石田雄捕 大岩左 佐藤三 石田翔指 萩原二 岩井一 豊永右 狩野投 石垣【青柳博文監督の話】 「ワクワクしてます。(石垣には)相手の打線を怖がらずに、ストライクゾーンにしっかり投げて、守りを信じて投げてほしい。点を取られすぎると、うちは厳しいので、なるべくロースコアで戦えるような積極的な守りをしたい」「夢なんじゃないかな」 健大高崎・石田主将の母が見た息子の雄姿後攻・智弁和歌山中 長友一 荒井右 井本捕 山田二 楠本指 東村遊 川原左 山下三 黒川投 長井【中谷仁監督の話】 「このチームで、一番最後まで甲子園で戦える喜びをかみ締めています。智弁和歌山なので、できれば打ち勝ちたいけど、今日はそうはいかないだろう。粘り強く、勝負どころで1本が出るように。攻めるとこは全員で攻めて、点を取れたらいいなと思っています」中谷監督と日本一になった父のように 「重圧を力に変え」いざ決勝へ






