2026年8月22日 8時00分鈴木洋和印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする

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不登校を経験した愛媛県伊予市の太田聡美さん(37)は現在、NPO法人代表として、不登校の子どもたちをサポートする側に回る。子どもたちと接していると、「大人になんか、なりたくない」「何のために生まれてきたんだろう」と聞くことがある。人生に希望を持てない子どもたちに、ある人の話を聴いてほしい。そう願って、クラウドファンディングに挑戦する。 ――太田さん自身も不登校だったんですね 小学校は自由な雰囲気で楽しかったのですが、中学校は色んなことがキッチリ決まっていて自分に合わず、息苦しかった。自己肯定感の低さ、塾と部活動での疲れや寝不足、周囲のひそひそ話など色んなことがストレスになり、2年の夏休み明けに行けなくなりました。 ――34歳のとき、伊予市で不登校の子どもの居場所づくりを始めました 里親の支援などをする福岡市の認定NPO法人で働いたとき、不登校の子どものサポートをする団体にも少し関わり、私もやりたいと思いました。一人で「poco(ポコ) pono(ポノ) COCO(ココ)」という任意団体をつくり、インスタグラムを中心に「誰でも来られる居場所をつくったので来て下さい」と告知しました。待っているだけの日々もたくさんありましたが、2カ月ほど経った頃から人が来てくれるようになりました。 ――活動を始めて4年目です 現在はNPO法人になり、私を含めて15人で活動しています。居場所づくりに加え、保護者が集まるカフェ、飲食ブースや子どもの出店コーナーなどの「ぽいけどマルシェ」、講演会など活動の幅を広げています。 ――さらに現在、クラウドファンディングに挑戦中です 北海道の小さな町工場からロケット開発に挑戦し、全国各地で講演活動をする植松努さんの講演会を松山市で開きたい。そこへ「生きづらい」と感じている子どもたち、サポートする大人たち計1千人を無料招待したいのです。講演依頼料110万円、会場費40万円など計300万円を目標に、8月31日までご支援を募っています。 ――植松さんの話を子どもたちに聴いてほしい理由は? 植松さんの講演の動画をユーチューブで偶然見て、感動しました。20分ほどで、850万回以上、再生されています。大人が「どうせ無理」という言葉で、子どもの自信と可能性を奪っていることを伝え、「だったら、こうしてみたら」という言葉に置き換えることを提案しています。 「人は足りないからこそ助け合える。足りないことをバカにしないで」など、生きるために大切なことがギッシリ詰まっていて、ぜひ直接聴いてほしいと思いました。 ――子どもたちには、どんなことを感じ取ってほしいですか たった一人でも、諦めていた自分の人生に希望が持てるようになれば、この企画には意味があります。人生の楽しさを語り、夢を持つ大切さを教えてくれる大人に出会ってほしい。講演会は11月29日、松山市民会館(松山市堀之内)です。個人向けには後日、アーカイブ視聴ができる「応援プラン」、講演会のチケットを買う「参加型プラン」など、企業・団体には「協賛プラン」も用意しています。当日まで全力で駆けていきたいと思います。太田聡美さんのプロフィール おおた・さとみ 1988年生まれ。松山市出身で中学のときに不登校を経験。飲食店や介護などの仕事を経て、31歳で保育士の資格を取った。運営するNPO法人の近くには家庭菜園があり、不登校の子どもらと一緒に収穫することもある。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人鈴木洋和松山総局|記者専門・関心分野行政・裁判・事件事故など関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする