深掘り聞き手=上海・里見稔印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする
[PR]
AI(人工知能)の分野で、中国が米国に迫っています。7月に上海で開かれた「世界AI大会」では、中国企業の多様なAIモデルが来場者の注目を集めました。中国のAIはなぜ急速に力をつけているのか。上海を拠点に日中のテック企業を支援するコンサルティング会社「ジャンシン(匠新)」の田中年一代表に聞きました。AI研究者が警告する「人類滅亡」 SFと笑えない、予測超えた現実 ――中国のAIは今、どんな状況なのでしょうか。 生成AIの土台となる大規模言語モデル(LLM)を開発する企業だけで十数社あります。少数の企業に絞られつつある米国とは対照的で、まさに群雄割拠です。「Kimi K3」のように、米国の最先端に性能面で迫るモデルも出てきました。 中国では「ここはいけるぞ」という分野が出てくると、人もお金も一気に集まります。電気自動車(EV)など、他業界で起きていたことがAIでも起きています。この後は淘汰(とうた)が進むと思いますが、領域ごとに得意分野を持った各社が生き残っていくとみられます。 ――AI企業が群雄割拠できる背景を教えてください。 豊富な人材と資金です。国がAIを戦略分野と位置づけ、清華大や浙江大、北京大などもAIやデータ分野の人材育成に力を入れてきました。Kimiを開発した月之暗面(ムーンショットAI)の創業者のように、米国の大学や企業を経て中国で起業する人材もいます。 資金面では、大規模な民間投資の他に、地方政府のファンドもあります。今年、稀宇科技(ミニマックス)や智譜(Z.ai)といったAI企業が相次いで上場しました。ソフトウェア開発の領域でもしっかり投資回収ができると示されたことで、さらにお金が集まっています。オープンモデルという「公共財」 ――中国のAIは費用対効果がいいと聞きますが、どういうことでしょうか。 中国の主要モデルの多くは…この記事は有料記事です。残り697文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
【この記事の続きが読める】有料記事が読み放題のスタンダードコースが初回1カ月無料!詳しくはこちら宅配紙面の購読者なら、ダブルコース半年割がお得です。詳しくはこちら
この記事を書いた人里見稔上海支局長専門・関心分野中国社会、日中外交、安全保障関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする






