【東京】日本政府は土曜日、東京の武道館にて、広島・長崎への原爆投下で犠牲となった人々や、沖縄防衛戦で命を落とした人々を追悼する国家追悼式として、恒例の戦没者追悼式を執り行った。式典は徳仁天皇と高市首相が主宰し、戦没した300万人以上の日本国民を偲んだ。 式典には、衆議院議長、参議院議長、最高裁判所長官、遺族らをはじめ、各界の代表者が出席した。正午の合図とともに、戦没者への黙祷が捧げられ、式典が進められた。高市首相の演説は、広島・長崎への原爆投下、焼夷弾による空襲、沖縄での地上戦、そして遠く離れた地で命を落とした人々を含め、戦争中に亡くなった約310万人の日本国民を称えることに重点が置かれた。 首相は、日本の現在の平和と繁栄が戦没者の犠牲と苦難の上に築かれたものであることを認め、深い敬意と感謝の意を表した。また、遺骨がまだ本国に送還されていない方々に対する国の取り組みを改めて確認した。 将来を見据え、首相は、戦後一貫して平和の道を歩んできたことを強調し、戦争の惨禍を決して繰り返さないことを誓った。また、日本が自由の灯台として、世界的な課題の解決に重要な役割を果たし、現在および将来の世代が希望と安全、そして安心を持って暮らせる未来を築くというビジョンを語った。毎年この追悼式に出席される天皇陛下は、皇后陛下と共に、祭壇の中央にある素朴な木製の位牌の前に立ち、深々と頭を下げられた。戦時中の昭和天皇の孫である徳仁天皇は、戦争の惨禍が二度と繰り返されないことを切に願うと述べた。 天皇陛下はご挨拶の中で、戦争中に失われた多くの命と遺族の苦しみを振り返り、深い悲しみを表明された。また、過去81年間にわたる日本の平和と繁栄は、国民のたゆまぬ努力によって成し遂げられたものであると認められた。 天皇陛下は、戦争と戦後の歴史を次世代に伝えることの重要性を強調し、平和と幸福を求めるための共同の努力を呼びかけられた。深い反省を礎として、戦争の悲劇が二度と繰り返されないよう切に祈念し、犠牲となった方々へ心からの哀悼の意を表された。衆議院、参議院の代表、最高裁判所長官、および遺族代表も追悼の辞を述べた。彼らは、すべての御霊が安らかに眠られるよう心から祈るとともに、その犠牲に感謝の意を表した。 また、今日の国内の平和と安寧が、戦争で亡くなった人々の尊い命と苦難の上に築かれていることを決して忘れないと述べた。式典には、全国から集まった約3,663人の遺族をはじめ、3,000人以上が参列した。 また、約700人の政府関係者、国会議員、著名な政治家、司法関係者、労働組合代表、報道関係者らも参列した。会場では、最年長の参列者が93歳であることが発表された。