ストーリー「絆は一番深い」日本一目指す双子の兄弟 全国高校麻雀、きょう決着2026年8月15日 8時00分前田健汰印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする
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「ずっと一緒に過ごしているので、特に信頼しあえる。絆は一番深いと思います」 啓新(福井)の河村琉生(りゅうせい)さん(3年)は、隣にいる河村陵生(りょうせい)さん(3年)を見てそう語った。 2人は一卵性の双子。小学校高学年の頃、父の知浩さんに麻雀(マージャン)を教わってから、兄弟で歩みを進めてきた。 麻雀を始めたきっかけは、父と祖父と卓を囲むため。今でも、ほぼ毎週末には集まって4人で麻雀を打つ。陵生さんは「兄とはよく一緒に打っているので、手牌(てはい)が開かれた時になんでこう打ったのか聞くことはお互いにある」という。 知浩さんはそんな兄弟をずっと見守ってきた。名前の漢字の画数は同じで、読み方も似せた。差を作らず、2人で仲良く育つようにと願ってのことだった。「打ち手として、2人にはすぐに抜かれました。思考が論理的になったと思うし、他のことにも通じる力がついた」と目を細める。 全国の高校生らが2人1組のチーム戦で、頭脳スポーツとして麻雀の腕を競う第2回全国高等学校麻雀選手権大会。琉生さんと陵生さんのチームは、7月11日の西日本予選1日目を1位で通過し、全国大会出場を果たした。 昨年の予選ではトップを4回とったが、ラスも4回で敗退した。兄の琉生さんは「自分が3回ラスをとって足を引っ張った。自信はそこそこあっただけに悔しかった」、弟の陵生さんは「兄の方が強いとは思っているので……。今年は頼むよと思っていました」と振り返る。 地元の福井では、麻雀を打っている同年代を見かけたことがない。 「この大会ルールだともう1人強い人を見つけないといけない。それが家族にいたことは、大きなアドバンテージですね。安心感が違う」と琉生さん。 全国大会では、強い相手と出会えることを楽しみにしてきた。「麻雀プロは、自分より強い人に会いたくてプロになる。僕もまだ同年代で自分より強いと思う人に出会えたことがなかったので、自分が一番強いと思ってきた。優勝はできると思っています」 8月13日に開幕した今回の全国大会本戦で、琉生さんは個人成績7位に入った。チームとしても出場32チームの中で9位になり、準決勝進出を決めた。 ライバル視するのは、昨年の大会で優勝し、今年も決勝進出を決めている小石川中等(東京)の紀平一磨さん、小林温太さんのチームだ。決勝までいかないと、戦うことはできない。 琉生さんは事前に行われたアプリ対局の結果が厳しく、「決勝に行くにはリアル対局でトップをとらないと。全員倒したい」と意気込む。 15日午前に琉生さん、陵生さんが出場する準決勝の最後のブロックがあり、決勝は同日午後。対局はインターネットテレビABEMA(https://abema.tv/now-on-air/mahjong)で配信される。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません






