ストーリー2026年8月12日 19時00分前田健汰印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする
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「私にとって、一番成長を実感できたのが麻雀(マージャン)だった。だから、麻雀で一番になりたい」 北海道札幌平岡高校2年の岩崎心那(ここな)さんは笑顔で語った。9歳から麻雀を始め、人一倍、麻雀に人生を捧げてきた。 全国の高校生らが2人1組のチーム戦で、頭脳スポーツとして麻雀の腕を競う第2回全国高等学校麻雀選手権大会(朝日新聞社主催)の全国大会が13~15日に東京で開かれる。 心那さんは弟の大河さん(1年)と姉弟のチームで出場する。 麻雀は小学4年の頃、父親の真さんに教わった。真さんは最高位戦日本プロ麻雀協会に所属する麻雀プロ。教えてもらったその日から、家で麻雀を学ぶ日々が始まった。 夕飯を食べた後、真さんの「教室」は始まる。何切る問題を解いたり、手牌(てはい)を開きながらなぜこの牌を切るかを説明したり。「レベルがどんどん上がっていって、今はプロの勉強会と同じ形。英才教育といえるかもしれません」と真さんはいう。 中学に入る頃から、大河さんは部活動に集中するようになり、日課の麻雀をするのは心那さんだけになった。 心那さんも中学に入学してすぐは女子バレーボール部に入部。だが、毎日のように練習や大会に追われる日々になり、帰宅したら疲れて眠ってしまうようになった。牌には触れられない日が増えていった。 勉強と部活動と麻雀。三つとも力を入れるのは無理だと悟った。 少し悩んで、やめたのは部活動だった。1年のうちにやめた後は、できる限り麻雀大会に出場するようになった。 なぜ、麻雀を続けることを選んだのか。 「私はスポーツが得意なわけでも、勉強が得意なわけでもなかった」と心那さん。「麻雀だと、例えば過去の牌譜を見返した時に『今だったらこの放銃避けられるな』と思えることがある。確かに成長しているんだと感じられることが面白いし、続けられる理由ですかね」 昨年、高校に入学してから全国高校麻雀選手権大会が始まることを知った。クラスの自己紹介で麻雀をやっていることを話したが、その話題に乗ってくる人はいなかった。 すでに高校生向けのいくつかの大会で決勝進出の実績を残してきたが、同じ高校のペアが必要な高校麻雀選手権には出場できなかった。 だが、今年は大河さんが後輩として入学。チームを結成し、7月20日の東日本予選2日目に出場した。心那さんが3連続トップなどの好成績を残すと、大河さんも奮起し、この日の出場者の中で個人成績1位。チームも1位で予選を通過した。 「今年はやる時にやってくれて、頼れる相方がいる。全力を出し切って、一番を目指します」有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません






