ストーリー2026年5月28日 6時30分鈴木健輔印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
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日本相撲協会は27日、幕下・若隆元(34)の現役引退を発表した。夏場所で優勝した小結・若隆景(31)と、幕内・若元春(32)の兄。前例のない「3兄弟で同時関取在位」をめざしてきたが、かなわなかった。昔話読み聞かせた弟たちに抜かれた出世 若隆元は悔しさを通り越して 元幕下力士の父・大波政志さんによると、若隆元は4月に左ひざの手術を受けた。復帰をめざしたが回復具合が思わしくなく、本場所の進行業務などをする若者頭への転身の打診を受けた。 3人のしこ名は「三本の矢」の逸話で知られる戦国大名、毛利元就の息子たちが由来。出世順は年齢と逆で若隆景が2019年に新入幕し、若元春が22年に続いた。長兄の最高位は十両の手前、東幕下7枚目だった。 稽古場では格上の関取相手に勝つことがあっても、幕下上位でなかなか勝ち越せない。全身のけがに苦しんだ面もあったが、本人は「十両が見えてくると勝てなくなる」と話していた。 ファンから「あとはお兄ちゃんだ」と励まされた。「3兄弟同時関取」の期待や、弟の活躍が重荷になることはないか、と尋ねたことがある。 若隆元は「以前はあった」と言い、笑って続けた。「その感情は通り越しました。今は単純に上に行きたい。自分を応援してくれている人のために、強くなりたい」 周囲のため、自分のために戦い、16年余の土俵人生に幕を下ろした。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする






