2026年8月14日 21時25分山口史朗印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする
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(14日、第108回全国高校野球選手権大会2回戦 横浜10―1日南学園) マウンドに向かうその姿に、28年前の大先輩の姿を重ね合わせた人もいるだろう。 得点は1―1。この夏の9戦目で、横浜が五回を終えた時点でリードを奪えないのは初めてだった。 少しずつ、少しずつ、球場が異様な空気に包まれていく。優勝候補が崩れていくときのそれだ。六回無死一塁から日南学園が鮮やかなバスターエンドランを決め、二、三塁になった瞬間、ボルテージはさらに上がった。 三塁側ベンチから横浜の織田翔希がマウンドに駆けたのはそのときだ。 3番打者を申告敬遠し、満塁からの大勝負。 「1球で球場の雰囲気を変える。三振を取る」。初球の153キロで球場をどよめかせたのは、序章にすぎない。 カウント1ボール1ストライクからの高めは甲子園史上最速の156キロが出た。続く155キロで見逃し三振を奪うと、次打者は詰まらせて二ゴロ併殺。たった5球で切り抜けた。横浜・織田が156キロ、甲子園の史上最速を更新 日南学園戦で救援 「相手は同じ高校生」。そう言って試合に臨んだ日南学園の試合運びは完璧だった。粘り強い守りと、初球から振っていく打撃。押せ押せムードを、織田が一人でひっくり返した。三振した日南学園の4番谷口銀次郎は「今まで見たことのないストレートだった」。 1998年8月21日、第80回記念大会の準決勝。前日のPL学園戦で延長17回を完投した横浜の松坂大輔は、明徳義塾を相手に九回から登板した。マウンドに向かうため、右腕のテーピングをはがした瞬間、横浜劣勢の雰囲気は吹き飛んだ。 「平成の怪物」と呼ばれた松坂と同じユニホーム、同じ背番号。織田は村田浩明監督から「大怪物になれ」と言われている。 まだ2回戦。織田の5球に伝説の予感が漂った。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
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この記事を書いた人山口史朗編集委員(高校野球)|高校野球、野球全般専門・関心分野野球全般、体操、競馬関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする






