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(10日、第108回全国高校野球選手権大会1回戦 横浜7―2沖縄尚学) 昨夏の王者・沖縄尚学と、昨春の選抜大会優勝校の横浜が対戦しました。試合の速報や試合後のコメントなどをお届けします。センバツで完敗、バラバラの横浜 危機救った小野舜友へのサプライズ沖縄尚学の監督「勝つなら1―0」 横浜との大一番は3本の矢に託す・試合速報・アルプス席の様子は・試合前の両監督コメント・先発投手は織田と末吉・勝負の見どころは・甲子園の主な球速記録織田、この日は154キロ 横浜が7―2で沖縄尚学に勝利した。先発の織田は九回2死まで投げて被安打6、12奪三振、2失点だった。この日の最速は154キロ。救援した小林鉄が中飛で最後のアウトを取った。横浜高校はプロ養成所じゃない あの敗戦後に行った「大人の改革」横浜、六回にさらに4点追加 横浜が中盤にたたみかけた。六回、失策と死球で1死一、二塁とすると、千島と小野、川上が適時打を放ち、4点を加えた。7―1とリードを広げた。「野球だけしにきた」はダメ 初V導いた沖縄尚学・比嘉監督の指導論織田、五回を終え8奪三振、被安打4 五回を終え、3―1で横浜がリード。横浜の先発織田は、五回までで最速154キロを計測し、8奪三振、被安打4、1失点。沖縄尚学 末吉に代わり久高がマウンドへ 横浜が三回表に3点目を加点すると、沖縄尚学は四回から先発末吉に代わり久高をマウンドへ。末吉は3回を球数66球、被安打6、3失点。沖縄尚学、二回裏に1点かえす 秋江が適時打 二回裏、沖縄尚学は反撃に転じる。先頭の仲村が安打で出塁。その後2死一、三塁とし、8番秋江が左前適時打を放ち、1点をかえした。横浜が二回に2点先取 脇山や千鳥が適時打 先制したのは横浜だった。二回表、江坂の安打などで2死二塁の好機をつくると、8番脇山がフルカウントから変化球を左前に運ぶ適時打に。続く千島が2死一塁から適時三塁打を放って2―0とした。横浜の織田 初球は147キロの直球 一回裏、横浜の織田の初球は147キロの直球だった。沖縄尚学の攻撃は、1番の仲間が三球三振に倒れる。2番の玉那覇が死球で出塁したが、続く慶留間が二ゴロ併殺に抑えられた。沖縄尚学・末吉 初球は141キロの直球 一回表、沖縄尚学・末吉の初球は141キロの直球。横浜は先頭の小野が二飛、続く小林大が二ゴロに倒れる。3番の池田が140キロの直球を中前に安打。暴投で二塁に進んだが、川上が遊ゴロに倒れ、無得点。沖縄尚学・山川の弟「決勝のよう」 山川大雅捕手(3年)らと小学生のころから仲が良いという金城千之介さん(中学2年)は花をあしらった沖縄の伝統的な日よけ笠「クバ笠」をかぶって応援していた。 昨年の決勝もこの笠をかぶっていたという。「この笠をかぶっているから今年も大丈夫」とアルプス席で声援を送っていた。 隣で応援するのは山川捕手の弟・大鵬さん(中学1年)だ。「(1回戦なのに)去年の決勝のよう」と会場の盛り上がりに圧倒されていた。横浜・織田の母「全て出し切って」 横浜の一塁側アルプス席では、選手の家族も声援を送っていた。 先発した織田翔希投手の母・祐子さん(43)は「チームのみんなが打ってくれるし、守ってくれるから、あとはキャッチャーミットに投げるだけ。後悔のないように、全て出し切ってほしい」と話した。 小野舜友主将の母・直子さん(53)は試合前、LINEで「頑張ってね」と伝えたという。「負けず嫌いな性格をいかして、ミスなくプレーしてもらえたら」 3年生の学生コーチたちも声援を送っていた。 田辺塁さんは甲子園組の選手たちが出発した後も学校に残り、1、2年生の練習を見ている。練習時間を後輩の指導にあててきた。自分の練習は、全体練習が終わってからの日々だが「それぞれ役割がある」と話す。 この日は、スタンドで黄色いメガホンをにぎって応援した。「彼らなら勝てる」と力を込めた。 同じく学生コーチの長沢勇輝さんは「今日の試合を通過点に全国制覇してほしい」と話した。沖縄尚学のテニス部員「選手のオーラが違う」 沖縄尚学の三塁側アルプス席には、保護者や卒業生のほかにテニス部員たちの姿もあった。 8月上旬の全国高校総体で女子団体、ダブルスともに8強入りした選手たちだ。 野球部員とは同じ教室で学ぶ仲間でもある。阪口心乃さん(1年)は「普段はふざけていることもあるけど、グラウンドでは本当に真剣」。聖地の舞台で戦う同級生たちの姿を、誇らしそうに見つめた。 「ここに来ると選手のオーラが違う」。福本乙葉さん(2年)はアルプス席からグラウンドを見下ろしながらそう話した。 全国の強豪が集う甲子園。2連覇がかかる初戦へ挑む仲間たちに、「頑張ってほしい」と声援を送っていた。横浜監督「まず1点取りに」 試合前に両校の監督が取材に応じた。 横浜の村田浩明監督は「末吉(良丞)投手の対策をしてきた。まず1点を取りにいく野球をしたい」と意気込んだ。 沖縄尚学の比嘉公也監督は「(横浜の織田翔希投手について)このボール、と狙いを定めるよりも打席の中で感じるものに合わせて対応させたい」と語った。先発投手は織田と末吉【横浜】=先攻1(一)小野2(中)小林大3(遊)池田4(三)川上5(左)江坂6(二)田島7(指)安食8(捕)脇山9(右)千島(投)織田【沖縄尚学】=後攻1(中)仲間2(三)玉那覇3(二)慶留間4(左)仲村5(右)久田6(指)末吉7(捕)山川8(一)秋江9(遊)稲岡(投)末吉横浜・織田は最速157キロ 2025年の春夏の甲子園大会の王者同士がいきなり相まみえる。 春夏4季連続出場の横浜(神奈川)は注目投手のエース織田翔希が神奈川大会決勝で最速157キロを計測した。 過去の甲子園大会で計測された最速は155キロで、記録の更新があるかにも注目だ。 織田以外にも昨春の選抜を制した主力メンバーが残る。 巧打者の小野舜友、強肩の遊撃手の池田聖摩、パンチ力のある江坂佳史が打線の軸だ。 1年生から活躍する2年生左腕の小林鉄三郎も最速150キロを誇り、投手層が厚い。沖縄尚学は「3本柱」 令和初の夏連覇を狙う沖縄尚学は、昨夏の全国制覇の立役者になった最速150キロ左腕の末吉良丞(りょうすけ)が今春に左ひじを故障。それでも沖縄大会中に復帰し、決勝では147キロを連発するなど完全復活に近い。 昨夏に末吉とのダブルエースとして注目を浴びた右腕の新垣有絃に加え、今夏は最速149キロの左腕の久高大瑚が成長して「3本柱」になった。主将の山川大雅を中心につながりのある打線も強みだ。 投手力は互角だが、打撃力は横浜が優位とみる。終盤勝負になれば、地方大会で接戦を勝ち上がった沖縄尚学に分がありそうだ。25年春も対戦 横浜に軍配 両チームは25年春の選抜大会2回戦で対戦し、横浜が8―7で勝利。そのまま頂点まで勝ち上がった。 前年の春夏の甲子園で優勝したチームが初戦から対戦するのは、25年夏の第107回全国選手権大会2回戦の京都国際―健大高崎以来となる。 その試合は、24年夏に全国制覇した京都国際が6―3で24年の選抜王者の健大高崎を下した。甲子園の主な球速記録▽155キロ石垣元気(健大高崎)2025年安楽智大(済美) 2013年佐藤由規(仙台育英)2007年▽154キロ 奥川恭伸(星稜) 2019年菊池雄星(花巻東) 2009年今宮健太(明豊) 2009年寺原隼人(日南学園)2001年▽153キロ藤浪晋太郎(大阪桐蔭)2012年釜田佳直 (金沢) 2011年北方悠誠 (唐津商)2011年▽152キロ 菰田陽生(山梨学院)2025年織田翔希(横浜) 2025年辻内崇伸(大阪桐蔭)2005年▽151キロ 松坂大輔(横浜) 1998年新垣渚 (沖縄水産)1998年※松坂と新垣はプロのスカウトのスピードガンなどによる






