「必笑」病気抱えた恩師の言葉、胸に戦う 岡山学芸館・的場悠仁投手2026年8月14日 19時05分土井良典印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする

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(14日、第108回全国高校野球選手権大会2回戦 花巻東4―1岡山学芸館) 見守ってくれる人がいるから、ここに立てた。 岡山学芸館の的場悠仁(ゆうと)投手(3年)は、グラブに刺繡(ししゅう)された言葉を胸に戦った。「必笑」。恩師の言葉からもらった。 「一笑懸命」。 いい結果を信じ、笑顔で戦う。懸命にやっても報われない時もある。でも、頑張った経験はずっと心の支えになる。 広島市で育った。中学1年生の冬、家庭の事情で隣まちの中学に転校した。母が「やおい(広島弁でやさしい)」という性格。不安で、何日間か学校に行けなくなった。 温かく包み込んでくれたのが、女性の担任の先生だった。先生の息子も野球をしていた。クラスメートに新たな仲間を温かく迎えるよう伝えてくれた。 そんななか、教えてもらった一笑懸命は、まさに先生の人生訓だった。 競争倍率が高く、先生になるのに数年かかった。さらに30代後半、脳に腫瘍(しゅよう)が見つかった。道徳の命の授業で知った。手術していたが、1年後に再発した。 今もいつ教壇に立てなくなるかわからない。右耳は腫瘍(しゅよう)の影響で聞こえないが、50歳の現在、新たな教え子たちの成長を楽しみに教壇に立っている。高校入学後は大会のたび、母を介して応援メッセージをくれた。 「試練があったからこそ、人にやさしく、にこやかでいられるんだ」。自分もそうなりたい。 2回戦で出番はなかったが、1回戦では登板して1死を奪った。「先生、そして母のおかげ」。恥ずかしいけど、伝えたい。卒業後は先生と同じ、中学の教諭をめざす。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

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この記事を書いた人土井良典スポーツ部専門・関心分野政治行政、就職氷河期世代、犬との暮らし関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする