「時代のお化け」の祖母と母への恨み 美輪明宏さんの回答を心の柱に編集委員・後藤洋平印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする
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美輪明宏さんの「悩みのるつぼ」 相談者たちは今(3)朝日新聞の人生相談企画「悩みのるつぼ」の回答者を長年務めてくださった美輪明宏さんが6月、亡くなりました。これまでの相談者に再度連絡を取り、「その後」を取材しました。 男性は、幼い頃から祖母に、他人と比べられ続けた。 知人や親戚の子だけではない。時には、道ですれ違った見ず知らずの子どもまで引き合いに出され、自分がいかに劣っているかを聞かされた。祖母の期待に応えようと努力しても、一度としてほめられることはなかった。 祖母が亡くなった後も、苦しみは終わらなかった。父を亡くして一人暮らしをする母親も、男性が実家に顔を出すたびに、そしり続けるという。 深い劣等感を抱えたまま50代になった男性からの相談が2019年6月、朝日新聞の週末別刷り「be」の人生相談「悩みのるつぼ」に掲載された。亡くなった祖母、年老いた母への憎しみをどうすれば振り切れるのか、という悩みだった。【当時の相談と美輪さんの回答】劣等感を植えつけた祖母が憎い 祖母は終戦直後に夫を亡くし、女手一つで娘を育てた。男性に負けまいと働き、孫を強い男に育てようとした。その方法が、他人と比べ、劣っているところを責めて奮起させることだった。 男性は祖母の期待に応えようとしたが、残ったのは劣等感だった。小学生の頃にはいじめられ、友人も少なかった。結婚して2人の子どもを持ったものの、職場では「万年平社員」。 「こんな自分に誰がした」。ぶつける相手を失った怒りを抱え、これからの人生を心新たに過ごすにはどうすればよいのか。男性は美輪明宏さんに尋ねた。現在の相談者は 「負の遺産を自らの代で…」 美輪さんは、祖母と母親を、時代を代表する「お化け」だと評した。 「あなたが育ったのは、そう…この記事は有料記事です。残り1719文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
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この記事を書いた人後藤洋平編集委員|ファッション・メディア・文化担当専門・関心分野ファッション、メディア、文化関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする






