ストーリー仲間に選ばれベンチ入り 「なせばなる」聖地で心に刻んで次の夢へ2026年8月12日 17時00分土井良典印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする
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(12日、第108回全国高校野球選手権大会2回戦 拓大紅陵1―0佐賀商) ベンチ入りは20人。佐賀大会を目前に控え、佐賀商では今夏も18人までを吉冨俊一監督が決めた。残る2人は選手たちの投票で決める。 3年生は10人。だが、18人のなかにただ1人、捕手の陣内(じんのうち)陽宇(よう)(3年)の名前がなかった。 監督は主将らに尋ねた。「投票になれば、1人外れる可能性もある。3年全員でベンチに入って戦うか?」。答えは全員で戦う、だった。 20番は投票で決めずに3年生の総意で背負った。佐賀大会での出場はなかった。迎えた拓大紅陵戦は、バット引きや声でチームに貢献した。「仲間が接戦を勝ってきてここまで来られた。感謝したい」 男3人兄弟の真ん中。幼い時から野球を見るのは好きで甲子園はあこがれ。ただ、プレーするのは不安だった。 四つ上の兄は野球がうまい。同じ競技をすれば比べられる。「自分に選手が務まるんだろうか」と思った。 中学で野球をするつもりはなかった。しかし、佐賀商に進んだ兄は熱心に誘ってくれた。体が大きかったこともあって中学軟式で活躍し、兄と同じ伝統校へ。 硬式野球上がりの選手が多いなか、必死に練習した。今年1月、練習で本塁へ滑り込んだ際に足首の靱帯(じんたい)を痛めた。初めての大けが。「手術しても夏に間に合わないかも」と医師に言われたが手術し、リハビリに励んだ。 なせばなる――。座右の銘の意味を甲子園のグラウンドに立ってあらためて感じた。 将来の夢は鉄道会社員。家が踏切の近くにあり、土曜の昼下がりに疾走する豪華列車「ななつ星」に魅了された。夢は夢のまま、終わらせない。野球でもできたから。 今度は自分がいろんな人を夢の場所へ連れていく。【写真・試合結果】佐賀商が終盤の好機で粘り見せる 拓大紅陵、1点を争う接戦制す有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
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この記事を書いた人土井良典スポーツ部専門・関心分野政治行政、就職氷河期世代、犬との暮らし関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする






