深掘り【まとめてわかる】ワンヘルスとは? 福岡県議会のドンと知事が主導佐々木凌印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする

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互いに関わり合う人間と動物の健康、自然環境を一つの問題として考える「ワンヘルス」。 動物と人の間でうつる「人獣(じんじゅう)共通感染症」などの対策のため、世界でもこの理念は広がりつつあります。 国内で、いちはやく普及・実践に力を入れたのが福岡県ですが、県議会の「ドン」蔵内勇夫議長が主導する形となっており、多額な県予算を使ったワンヘルス施策の妥当性などに疑義の声が出ています。この記事が解説するポイント①ワンヘルスとは?②いつできた理念?③福岡県や県議会との関係は?④どんな成果が?批判も⑤今後はどうなる? (1)ワンヘルスとは? 「人の健康」「動物の健康」「環境の健全性」を一体的に守らなければならないという理念のことだ。 世界保健機関(WHO)によると、世界中で猛威を振るった新型コロナウイルスはコウモリなどの野生動物から何らかの経路を経てヒトに感染したと推測されている。このような「人獣共通感染症」は全ての感染症のうち約半数を占める。森林破壊や気候変動などによって、野生動物が持っていた病原体が人にも感染するようになったと考えられている。 対策には、医学と獣医学が垣根を越え、自然環境についても一体的に考えるべきだというのがワンヘルスだ。 (2)いつできた理念? 1993年に開催された世界獣医師会世界大会で採択された「ベルリン宣言」が端緒とされている。「人と動物の共通感染症の防疫推進や人と動物の絆を確立するとともに平和な社会発展と環境保全に努める」とされた。 2004年には、米国で「ワンヘルス」をテーマにしたシンポジウムが開催され、世界保健機関(WHO)などの専門家が12の行動計画「マンハッタン原則」をまとめた。 12年に世界獣医師会と世界医師会が「ワンヘルス推進の覚書」を調印し、獣医学と医学の垣根を越えて普及された。 (3)福岡県や県議会との関係は? 獣医師で、26年4月から世界獣医師会長も務めている蔵内勇夫・福岡県議会議長が、長年普及に力を入れてきた。 蔵内氏は、16年に北九州市…この記事は有料記事です。残り1395文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

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この記事を書いた人佐々木凌西部報道センター|内政キャップ(福岡県政など)専門・関心分野災害・防災、宇宙、原発・エネルギー、環境関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする