深掘り中山由美 三井新印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする【動画】クマによる人身被害があり1カ月にわたり八甲田山の登山道が閉鎖された=中山由美撮影、津川祐二さん提供
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青森県の八甲田山で今夏、ツキノワグマによる被害が相次ぎ、1カ月にわたって登山道が閉鎖された。8月1日に閉鎖は解除されたが、山の関係者からは「閉鎖すれば、むしろクマの行動域が広がる」との指摘も出ている。クマがすむ山で「共生」はできるのか。 青森県は7月1日、八甲田山の登山道閉鎖を発表した。宮下宗一郎知事はこの日の記者会見で、「人を繰り返し襲う可能性のあるクマがいるのは非常に危険」と主張し、「自粛では不十分」と説明した。 発端はクマによる人身被害が相次いだことだ。 6月下旬に山菜採りで山に入った女性がクマに襲われてけがをし、その後、クマに襲われた男性の遺体も見つかった。 被害を受けて県は「特別警報」を発表し、青森市や県、省庁などによる会議で「入山自粛の呼びかけの強化」が決まったばかりだった。 八甲田山の登山口は、青森駅から車で1時間ほど。青森市や陸奥湾を一望する田茂萢岳(たもやちだけ)から赤倉岳、井戸岳、大岳(標高1584メートル)を縦走して酸ケ湯温泉へ下るのが、北八甲田で人気の登山ルートだ。「宿泊は8割減」ガイドや宿は打撃 男性を襲ったクマと「同一個体の可能性が高い」クマが捕獲され、登山道の閉鎖は解除されたが、初夏の登山シーズンの閉鎖でガイドや宿は打撃を受けた。 八甲田山荘を経営するガイドの相馬浩義さんは「7月の宿泊は例年の8割減。解除後もすぐには戻らないだろう」と話す。 八甲田ロープウェーの菊池智明・事業部長は「7月の利用は4割落ちた。国道も不通でロープウェーも運休と誤解した人が地元でもいた」。 酸ケ湯温泉は閉鎖の解除後にキャンプ場を再開したが、ガイド課の津川祐二さんは「八甲田は怖いというイメージが広がると困る」と心配する。記者が解除後の山に入ると… 地元では、登山道閉鎖による…この記事は有料記事です。残り1255文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
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この記事を書いた人中山由美専任記者|南極・北極担当専門・関心分野南極・北極、地球環境、野生生物関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする






