2026年8月5日 19時53分黒田早織印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする

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テレビ番組のロケの待機中や終了後に共演者の女性に性的暴行を加えたとして、不同意性交罪などに問われたお笑いトリオ「ジャングルポケット」元メンバーの斉藤慎二被告(43)の公判が5日、東京地裁で結審した。 検察側は「悪質な犯行で被害者に与えた結果は重大」だとして懲役7年を求刑した。弁護側は「同意があったと思っていた。不同意性交の故意はなかった」などとして改めて無罪を主張した。判決は11月16日に言い渡される。 斉藤被告は2024年7月、番組で共演することになっていた初対面の20代女性に対し、駐車中のロケバス内でキスをしたり、胸を触ったり、陰部をなめさせたりしたなどとして起訴された。真っ向から対立する主張 検察側は論告で、著名な芸能人だった被告と、会社員のかたわらインフルエンサーとして活動していた女性には認知度や芸歴で大きな差があったと指摘。抵抗されにくいことを利用して被告が犯行に及んだと主張した。 2人は初対面で「ロケバスで性的行為を許容するような関係でなかったことは明らかだ」とも指摘した。同意があると思っていたとする被告の供述は「あまりに飛躍している」と述べた。 一方、弁護側は弁論で、被告は女性と親しく話すうちに顔が近づくなどして、好意を持たれていると感じて性的な行為に及んだと主張した。女性が不快感を示さなかったため受け入れられたと考え、その後の行為に及んだなどと述べた。 また、被告に番組出演者の決定や女性の今後の活動への影響力はなく、立場を利用する意図もなかったと主張。スタッフの出入りがあり得るロケバスで行為に及んだことや、被告が行為後にも「また連絡してね」などと親しく話しかけた状況などからも「不同意性交の故意はなかった」と訴えた。女性が意見陳述「人生を壊された」 この日は被害者女性の意見陳述もあり、法廷でついたての内側から心情を述べた。 「早朝の仕事の待機中、初対面の私に性的な行為をする被告に強い異常性を感じた」「私はあれほど拒絶しおびえていたのに『同意があった』と言うなんて、うそをついているか重大な認知のゆがみがあるとしか思えない。被告がそれを自覚しなければまた同じ被害が生まれてしまう」などと話した。 また、女性は事件やその後の誹謗(ひぼう)中傷などによりPTSDと診断され、フラッシュバックや不眠の症状が続き休職も強いられたとも説明。「被告の行為によって人生を壊された」と述べた。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人黒田早織東京社会部|裁判担当専門・関心分野司法、在日外国人、ジェンダー、精神医療・ケア関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする