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熊本県を震源とする最大震度7の地震が7月28日午後4時半ごろ、発生しました。イオンモール熊本(嘉島町)の爆発で死者が出るなど大きな被害が出たほか、多くの人が酷暑の中で避難を強いられています。熊本地震の最新情報をお伝えします。【まとめてわかる】熊本地震 被害状況、イオン、震源、経済、寄付は【被災状況マップ】各地の様子を写真で【避難生活】猛暑、停電、断水… 命を守るために気を付けたいポイント■■■きょうの動き■■■13:00イオンモール元従業員の男性、「悲しい気持ち」 地震後に爆発が起き、7人が亡くなったイオンモール熊本(嘉島町)のテナントで過去に働いていたという元従業員の30代男性は、爆発現場を見つめ、犠牲者への冥福を祈った。 「とても悲しい気持ち。もしかしたら会ったことがあるかもしれない」 爆発の1週間前、買い物でイオンモール熊本に訪れていたばかりだった。防災拠点として安全なイメージだった建物が爆発したことは大きな衝撃だった。「亡くなった方々の中には若い人もいる。これからだったろうに……。二度と起きないでほしい」と語った。12:00首相、8月末までに断水解消めざす方針 高市早苗首相は、首相官邸で開かれた政府の非常災害対策本部会議で、8月末までにすべての被災地域で断水の解消をめざす方針を明らかにした。給水車の派遣などを通じ、避難所や医療機関を中心に水の調達を確実にするよう関係省庁に指示した。 首相は、閣議決定した予備費242億円の支出について「躊躇(ちゅうちょ)なく予備費を活用していく」と強調。今回の地震を激甚災害に指定する意向にも改めて言及した。11:50イオンモール近くに住む男性「どれだけ悔しかったか」 近くに住む山口恵広さん(70)が訪れ、爆発の痕跡が残る建物の南中央部を見つめながら静かに手を合わせていた。 爆発から1週間を迎えたこの日、犠牲者を悼むために自転車で訪れた。「亡くなった方にもこれからの夢がいっぱいあったはず。どれだけ悔しかっただろうか。もう二度とこんな事故が起きてほしくない」11:20熊本県内、猛暑日の地点続出 気象庁によると、熊本県内は4日も高気圧に覆われて晴れ、気温が上がっている。午前11時20分までに、熊本市では36.5度を観測し、全国で最も気温が高くなっている。ほかにも甲佐町で36.0度など、午前中から最高気温が35度以上の猛暑日の地点が続出している。 また、湿った空気や日射の影響で、ところによっては雷を伴う激しい雨が降ると予想される。4日夜遅くにかけて、落雷や突風に注意が必要だという。11:20予備費242億円の支出を閣議決定 熊本県で最大震度7を観測した地震をめぐり、木原稔官房長官は4日午前の記者会見で、被災者への食料品支援などのため、予備費から242億円を支出することを同日の閣議で決定したと明らかにした。木原氏は「支援を一層強化していく」と述べた。 木原氏は会見で、予備費の内訳として、水や食料品、段ボールなどの物資支援に24億円、応急仮設住宅の提供などの救助業務への支援に12億円などと説明。「引き続き、被災者支援にしっかり取り組む」と強調した。 また、熊本地震の激甚災害の指定について、木原氏は「手続きを早急に進めていく」と述べた。高市早苗首相は3日に熊本県を訪問した際、記者団に今回の地震を「激甚災害」に指定する意向を示していた。11:20イオンモール熊本前で、花を手向ける 地震後に爆発が起きたイオンモール熊本(嘉島町)前の道路脇のスペースでは、バイクで訪れた男性が花を手向け、静かに手を合わせていた。 近くにはペットボトルやユリ、キクなどの花束が供えられ、「あなたがいたからイオン熊本で笑い楽しめました いつどんな時もわすれないよ」と書かれた色紙も置かれていた。イオンモールの周囲には、今も規制線が張られている。11:00熊本市の断水、復旧が完了 花火は中止 午前11時から熊本市の大西一史市長が臨時の記者会見を開き、発災から1週間の被災状況などを報告した。一時は9千戸で断水、6万1千戸で水の濁りがあったが、3日までに復旧が完了し、いずれも解消したという。 大西市長は「1週間経たずに解消できたのは、水道管の耐震化を進めてきて、全国的にも高い耐震化率だったこともあると思う。ライフラインの強靱(きょうじん)化をさらに進めていく必要があると改めて認識した」と話した。 3日からは避難生活が困難な方に市内の宿泊施設を提供する2次避難を案内しているという。みなし仮設や仮設住宅は準備中だ。「災害関連死を防ぐことを最優先に、引き続き一人ひとりに寄り添った支援を行っていく」と述べた。 29日に予定していた江津湖花火大会については中止するという。「被災者支援や復旧、復興を優先すべき状況。理解をお願いしたい」と話した。11:00元プロ野球選手・秋山幸二さんのギャラリーも被災 氷川町職員が、出身の元プロ野球選手、秋山幸二さんの記念品を展示する町営ギャラリーの被害状況を確認した。 大正14年建造の建物を活用した館内は、ユニホームを着せたマネキンが倒れ、現役時代のトロフィーなどが床に散乱していた。ギャラリーの展示再開までには時間がかかるという。10:30就労支援施設で作業再開 就労支援施設や障害者グループホームを運営する、熊本県宇城市松橋町豊崎の「リベロ」では菊芋の粉末の計量や袋詰め、郵便物のラベル貼りといった作業が再開していた。 地震発生前から入っていた仕事で、3日から始めているという。こうした通常業務と並行で、利用者らが分担して復旧作業にも当たっていた。 会社や作業所の入る建物は、内壁や屋根が崩れ落ち、ガラス戸がサッシごと倒れていた。 ほとんどの部屋のエアコンが故障しているが、作業は唯一エアコンが使える部屋で行っていた。 代表の敷島武士さん(46)は「それぞれ自宅も被災している中で、そろそろ仕事も再開していかなければ」と話した。10:30被災したペットの一時預かり、受け付け始まる 熊本県は、被災した犬や猫の救護や飼い主支援のため、熊本市や県獣医師会と連携し、「熊本地震ペット救護本部」を設置したと発表した。4日から県獣医師会にある事務局で、ペットの一時預かりの受け付けを開始した。 担当者によると、被災者から「生活が落ち着くまで、ペットを預けられる場所はあるか」という相談が寄せられているという。受け付けは月~土曜の午前9時~午後4時。救護本部では、避難所でのペットの健康相談も実施していくという。10:00自衛隊がブルーシート1千枚を宇城市に輸送へ 陸上自衛隊が、ブルーシート千枚と土囊(どのう)袋2千個を、支援物資が集積する熊本市南区のアクアドームくまもとから宇城市のビジネスサポートセンターへ大型トラック3台で届けると発表。広報担当者によると、熊本県からあった、台風13号対策の要望に応えるものだという。9:40罹災証明書の申請に多くの人「10年前も修理したんだけど…」 震度7を観測した宇城市の市役所本庁舎では、罹災(りさい)証明書の申請に多くの人が訪れていた。午前6時前に来たという男性(67)の自宅は、壁に亀裂が入り、柱もゆがんだ。「10年前(の熊本地震で)もだいぶ修理したんだけどね」。ペットと暮らしているため、いまも妻と在宅避難を続けている。地震から1週間。「あっという間だった。もう死ぬまで(大きな地震が)あるとは思っていなかった」と振り返った。09:30防衛省、5日から入浴支援を開始 小泉進次郎防衛相は4日、記者団に対し、防衛省が借り上げている民間のフェリー「はくおうⅡ」が4日夕から熊本県八代市の八代港に停泊し、5日午後2時から入浴支援や休憩場所の提供を始めると明らかにした。「今後準備ができ次第、支援の内容を食事、宿泊などにも拡大していく」としている。利用には前日午後5時までに申し込みが必要(https://logoform.jp/form/x4b6/1729031)。09:30祖父の井戸水を提供 被災者「本当に助かります」 地震から1週間を迎え、朝から厳しい日差しが降り注ぐ熊本県八代市鏡町。屋根が破損し、ブルーシートがかかった民家の前にテントが設置されている。その横にある蛇口から井戸水が勢いよく流れだし、被災者がタンクなどを持って並んでいた。 井戸水をくんだ近くの男性(75)は「上下水道はずっと止まっているが、ここの水を使って体を拭くこともできる。本当に助かります」と話した。 「おじいちゃんが、もしもの時のために作ってくれた深い井戸のおかげです」。テント周辺で支援をしている吉田志穂さん(34)はこう語る。断水している地元のために、父の発案で祖父の家の井戸水を住民らに提供することを決めた。 吉田さんは、生まれ育った鏡町が地震で大きな打撃を受けたことにはショックを隠せない。町内では亡くなった人もいる。「私はけがはしなかったけど、本当につらい人のことを思うと……」 それでも、祖父が残してくれた井戸で「大好きな地元に安心感を与えたい」と考えている。SNSで鏡町の状況を知り、遠方から物資を持って駆けつけてくれた人もいた。「早く、元に戻ってほしい。当たり前だった生活に戻ってほしい」と吉田さんは願う。09:00宇城市長「最後のひとりまで救うことに全力」 震度7の地震発生から1週間となる4日午前9時、宇城市の末松直洋市長が報道陣の取材に応じた。最優先の課題と位置づける水道の復旧にめどが立たないなか、市民に向けては「だれひとり取り残さない。最後のひとりまで救うことに全力を挙げて取り組むので、どうか安心してほしい」と訴えた。09:00熊本市の災害ボランティアセンターが始動 熊本市に開設された災害ボランティアセンターの活動が始まった。午前9時には協力団体である肥後銀行の行員や熊本県立大学の学生約20人が集まり、説明を受けたあと、南区や中央区の被災現場に向かった。 ボランティアの依頼があった住宅の調査に向かう熊本県立大学4年の中村千優さん(21)は親戚が宇城市で被災したという。「自分にはできることがないと無力感を感じていた。少しでも役に立ちたいと思ってボランティアに参加することにした」と話した。 被災した高齢者の住宅の片付けをすることになった肥後銀行の大野真二さん(55)は「2回目の地震で被災者は大変だと思う。できることを少しでも、被災された方に安心してもらえれば」と意気込んだ。 一般のボランティアの受け付けは5日から始まる。■■■昨日の動き■■■18:25首相、激甚災害指定の見通し明かす 高市早苗首相は、熊本県防災センターで記者団の取材に応じ、土木施設や農地などの災害復旧事業について、激甚災害に指定する見通しであることを示した。復旧支援のため、今年度予算の予備費から200億円超を支出することを4日に閣議決定する方針も明らかにした。 激甚災害に指定することで自治体が行う復旧事業に対して国庫補助率を引き上げ、財政負担を軽減する。首相は、今後も必要な予算措置を続ける意向を示したうえで「各被災自治体には、財政面でちゅうちょすることなく、全力で応急対応や復旧対応に当たって欲しい」と述べた。16:00観測史上もっとも暑い熊本県に 熊本県内は3日、多くの地域で観測史上もっとも暑い一日となった。気象庁によると、熊本市で40.3度、菊池市で40.2度を記録して県内では観測史上初めて40度に達し、酷暑日になった。ほかにも甲佐町で39.8度、宇城市で39.2度、八代市で39.0度などと酷暑日に迫り、いずれも観測史上でもっとも高い気温を記録した。 被災地は今後も危険な暑さが続く見通しで、熊本市の最高気温は4日に38度、5日に39度と予想されている。環境省と気象庁は4日について熱中症警戒アラートを出し、こまめな休憩、水分や塩分の補給を呼びかけている。高齢者やこどもは体の異変を自覚しにくかったり、周りに伝えることが難しかったりするため、特に注意が必要だ。「すでに複合災害」熊本地震と猛暑 「被災後防災」を識者が呼びかけ16:00住宅被害、1万2千棟に 熊本県の災害対策本部は、3日午後2時時点での住宅被害の数が1万2024棟(推計値含む)に上ったと発表した。3日午前7時半の集計から7402棟増えた。全壊した家屋は519棟増えて700棟となった。八代、宇城市などの被害が新たに計上された。15:20高市首相、被災者と面会「できることを全部やるつもり」 高市早苗首相は、震度7を観測した熊本県氷川町の避難所で被災者と面会し、「国でできることを全部やるつもりで来た」と述べた。 首相は約20分、複数の被災者から話を聞いた。病院を退院後に避難所で生活している被災者の声を聞き、「町外のホテルと旅館の借り上げをして、順次移っていただける対応をしている」と説明。さらに「明日には自衛隊の大きな船が着き、そこには医療施設もある」と声をかけた。15:00両陛下と愛子さま、「深く心を痛められている」 熊本県は、天皇皇后両陛下と愛子さまから地震に対するお見舞いの気持ちが伝えられたと発表した。側近から伝えられた内容によると、多くの尊い命が失われて悼まれており、建物倒壊や火災、爆発など甚大な被害が生じていることに深く心を痛められているという。 また、被害にあった方々、とりわけ断水が続き厳しい暑さの中で避難生活を送っている方々に心を寄せてお見舞いの気持ちを持たれており、支援活動などに当たっている方々にねぎらいの気持ちを持たれているという。 さらに、10年前の地震からの復興に進んできた中で熊本が再び大きな被害を受けたことに心を痛められていると伝えられた。一日も早く被災者が日々の生活を取り戻すことを願われているという。14:00宇城市で応急仮設住宅の建設始まる 熊本県宇城市松橋町曲野では、応急仮設住宅の建設が始まった。県職員らが建物を建設する位置を確認した後、トラックで石を運び、ショベルカーで地ならししていた。 宇城市は3カ所、氷川町は1カ所に計70戸を建設予定。県の住宅課の担当者は「安心した生活を早く届けたい」。氷川町は9月上旬、宇城市は9月下旬に入居が可能になる予定という。13:30ホテルへの2次避難の募集開始 避難所生活での被災者の負担が大きくなる中、熊本県は2次避難先となるホテルや旅館への避難受け付けをインターネットで開始した。八代市、宇土市、宇城市、氷川町の被災者が対象。近日中には、専用コールセンターを設けて電話でも対応する。車中避難の女性は初の「災害関連死」疑い13:30熊本市長「在宅避難の状況が災害関連死につながる」 熊本市は午後1時半から災害対策本部会議を開いた。会議では、市が避難所や車中泊の避難者への熱中症対策のための物資を手配中であることが確認された。 市内では車中泊はほぼなくなった一方、在宅避難をしている人は多いとみられる。大西一史市長は「在宅避難の状況が災害関連死につながってくる。急いで状況を把握していただきたい」と担当局に指示した。11:10ふるさと納税を活用した寄付、7億3千万円に 熊本県で最大震度7を観測した地震をめぐり、木原稔官房長官は3日の記者会見で、ふるさと納税を活用した被災自治体への寄付額が計7億3千万円に上ったと明らかにした。 木原氏によると、ポータルサイト大手4社が災害支援の特設サイトを開設した。被災地以外の自治体がふるさと納税による寄付を受け付ける動きも広がっており、代理の団体を含め、自治体としては200を超える団体が寄付を受け付けているという。 木原氏は「ふるさと納税制度の趣旨に沿うものだ」との考えを示した上で、「協力をいただいている方に心から感謝を申し上げたい」と語った。09:40イオン爆発で従業員死亡、雑貨店幹部が謝罪 最大震度7の熊本地震の後、イオンモール熊本(熊本県嘉島町)で発生した爆発で、従業員2人が命を落とした雑貨店の運営会社「ハビタ」(熊本市南区)の幹部が3日、朝日新聞などの取材に応じた。湯瀬剛二取締役(64)は地震後に従業員2人が避難後、店長を通じて2人にレジの売上金を金庫に移すよう求めたことを明らかにした。 親族らによると、死亡した1人は大竹玖瑠美さん(22)。地震後に一度、モール外の駐車場に避難したが、偶然遭遇した親族に「会社からレジの売上金を金庫に入れるように言われたから戻る」と言い残し、同僚とともに館内に戻った後、爆発に巻き込まれた。 湯瀬取締役は「このたびは2名の尊い命を失ってしまい、申し訳ありませんでした」と述べた。【3日の詳報】高市首相、被災地へ 熊本は初の酷暑日【31日の詳報】10年前は自宅全壊、今度は母を失う 救助「終了」【30日の詳報】日本製紙の工場で8人、イオンモールで7人死亡確認【29日の詳報】イオン爆発で犠牲者 社長会見「深く深くおわび」【28日の詳報】熊本で震度7、イオンや日本製紙工場で被害 発災日