2026年7月31日 6時00分小田健司印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする

[PR]

堺市の重症心身障害者施設「ベルデさかい」に勤務する看護師3人が、職場の問題を提起して不当に解雇や配置転換されたとして、運営する社会福祉法人三篠会(広島市)を相手取り、地位の確認や損害賠償を求めた訴訟の判決が30日、大阪地裁堺支部であった。横田昌紀裁判長は「解雇権の乱用」などと指摘して解雇や配置転換を無効とし、休業補償や慰謝料などとして計約2千万円を3人に支払うよう法人に命じた。 訴えたのは2023年に解雇された男性看護師(50)と、施設利用者との接触がない部署に配置転換された40代と50代の女性看護師2人。 判決などによると、3人は19年以降、利用者に対する職員の虐待問題などを指摘して改善を求め、22年には無資格者によるX線撮影の問題を公益通報した。その後、半年前後の自宅待機を命じられた末、解雇や配置転換となった。 判決は、解雇について「合理的な理由を欠き、解雇権を乱用したもので無効」と判断。配置転換も「職場からの排除と推認され、配転命令権の乱用」と指摘した。 判決後、記者会見した原告の50代の女性看護師は「主張を認めてもらえた安心感でいっぱいです」と語った。代理人の在間秀和弁護士は「判決では基本的な主張をほぼ認めており、高く評価する」と話した。 ベルデさかいは堺市が12年に開設し、三篠会が指定管理者となっている。判決を受け、堺市は「円滑な運営のため、指導を徹底する」としている。三篠会は朝日新聞の取材に「コメントは差し控えます」と述べた。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人小田健司ネットワーク報道本部(大阪・堺支局)|地方行政や町ダネ、裁判など専門・関心分野権力監視、原発、公共事業、ボブ・ディラン関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする