地震波の重なりで揺れ増幅、家屋や寺の倒壊相次ぐ要因か 京大防災研野口憲太 竹野内崇宏 杉浦奈実印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする
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最大震度7を観測した熊本の地震で、木造家屋などの倒壊が相次いだ要因について、地震波の周期で2~3秒の揺れが発生し、耐震性の低い建物に大きなダメージを与えたと考えられることが、京都大防災研究所の分析でわかった。震源に近い熊本県八代市の市街地では、倒壊した住宅や大きな被害を受けた寺もみられた。 八代市は熊本県で2番目の人口を抱える。記者が住宅地をめぐると、無事に見える家屋の間にひとつ、またひとつと、ぺしゃんこに潰れ、屋根だけが残る家屋があった。いずれも木造に見える。煙突が折れた日本製紙八代工場をのぞむ八代市日置町では、複数の寺院が倒壊しているのを確認した。 八代城跡に近い浄信寺(八代市本町1丁目)では、山門が崩れた。同寺は城代の加藤正方が父・可重の菩提(ぼだい)寺として建て、可重や、初代熊本藩主の加藤清正の位牌(いはい)をまつる。 住職の山野貫雄さん(69)によると、本堂は倒壊を免れたが、位牌が倒れるなどした。今後について「全然分からないですね、どうするのか。もとには戻らないかもしれない」 京大防災研の山田真澄准教授によると、今回の地震では、八代市の北に位置する宇城市周辺の震源から、日奈久(ひなぐ)断層に沿うように南西方向に断層の破壊が進んだ。この方向に、地震波が重なりあって揺れが増幅される「ディレクティビティー効果」と呼ばれる現象が起きたため、周期が長く強い揺れが、八代市で発生したと考えられるという。 またこの場所は、球磨川が運…この記事は有料記事です。残り405文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人野口憲太くらし科学医療部専門・関心分野自然科学、医療竹野内崇宏くらし科学医療部|専任記者専門・関心分野AI・テクノロジー・サイエンス関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする






