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現場へ! やまゆり園事件10年(4) 施設から地域へ。津久井やまゆり園事件をきっかけに、その声は大きくなった。しかし、実現は容易ではない。 東京都青梅市の障害者施設「たましろの郷」は2002年、聴覚障害のほかに知的・身体障害などがある人が安心して暮らせるように、という親たちの思いから開設された。現在、二十数人が暮らす。ほとんどが入所して20年以上という。空かないグループホーム 国の方針もあり、地域移行を進めようと14年、施設を運営する社会福祉法人がグループホームを新設した。しかし、定員は4人で、手話ができる職員がいるグループホームはわずかしかないため、なかなか空きはでない。 グループホームでの暮らしを体験してもらおうと、地域の施設などと合同で系列を含む計5カ所の見学ツアーを試みたが、人手なども足りず、3年前の1回しか実施できていない。ツアーの再開や新たなグループホームの開設に向けて、事業者との情報交換も始まったばかりという。 今年度からは入所施設に対し、全利用者に地域で暮らしたいかどうかの意向確認を定期的に実施することが義務づけられた。その担当に就いた支援部長の山口翔馬さん(41)は「意思決定が難しい利用者をどう支援すればよいのか。ノウハウは乏しく、手探りの状態」と打ち明ける。 たましろの郷で約24年暮らす女性(63)は、系列に限らずグループホームに移ることを望んでいる。「好きな時に好きな場所に出かけたい。施設では食事や入浴の時間、活動内容も決められている。集団ではない場所で、自分のペースで暮らしてみたい」 東京都内に住む弟(59)に…この記事は有料記事です。残り674文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人森本美紀くらし報道部専門・関心分野障害福祉、介護、認知症、生きづらさ、単身社会 、高齢化するマンション 関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする






