「性虐待を繰り返した」実父を提訴 尊厳回復のため、実名で闘う女性編集委員・大久保真紀印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする
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子どものころに実の父親から繰り返し受けた性虐待や暴力で精神的苦痛を負ったとして、塚原たえさん(54)が実父(76)に損害賠償を求めて提訴した。東京地裁で29日にあった第1回口頭弁論で、実父側は請求を退けるよう求めた。 実父からの性加害について、被害者が自らの実名を公表して責任を追及するのは異例だ。 訴状によると、塚原さんが9歳のとき、性器に指や異物を入れられるなどの虐待が始まり、11歳から17歳にかけて性交を強要された。殴られるなど激しい暴力も受けた。 実父から逃れて自分の家庭を築いたが、2021年10月、それまで20年近く接触を断っていた実父から連絡を求める手紙が届いた。 性虐待を受けた光景がフラッシュバックし、全身が震え、声が出なくなった。その後、悪夢を見たり、自傷行為を抑えられなくなったりした。 12月に初めてメンタルクリニックを訪れ、虐待による複雑性PTSD(心的外傷後ストレス症)と診断されたという。複雑性PTSDは「感情を制御できない」「自分が人より劣っていると感じる」などの症状が出るとされる。その後、精神障害者保健福祉手帳を交付された。 裁判では自らが受けた損害の一部として100万円を求めた。民法では、不法行為に対する賠償請求権は20年で消滅するとされる。実父による性虐待は30~40年前のことだが、塚原さん側は、PTSDやうつ病の顕著な症状が出たのは5年前に実父の手紙が届いた後だったとして、賠償の請求はできると主張する。「私は生き証人」と話す塚原さん。記事の後半では、自らの実名を公表して提訴した思いをお伝えします。「もう忘れろ」と父は言った 「作り話だ」「ウソだろ」…この記事は有料記事です。残り798文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人大久保真紀編集委員専門・関心分野子ども虐待、性暴力、戦争と平和など関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする






