「私は悪くなかった」 家庭内性暴力の被害者が刑事裁判で闘う意義編集委員・大久保真紀印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする
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家庭内で性虐待を受けた被害者が法廷で実父や元養父に対峙(たいじ)して有罪を勝ち取る事件が相次いでいる。 被告人質問のやりとりを聞いたり、自身も何があったかを話さなくてはならなかったりするため、被害者はフラッシュバックなどの心的外傷後ストレス症(PTSD)の影響に苦しみながら裁判に臨むことになる。それでも彼女たちが刑事事件で闘う意味とは――。 「私は悪くなかった。父が悪いと認められたことがうれしかった」 実の娘への準強姦(ごうかん)罪に問われた岐阜県白川町の被告(56)に2025年9月に岐阜地裁で懲役9年(求刑10年)が言い渡された事件。判決を受け、被害者の30代の女性はそう言う。 地裁判決や女性の証言によると、実父は、女性が幼いころから、気に入らないことがあると怒鳴り、暴力を振るった。アダルトビデオを見せられたり、風呂をのぞかれたりしても、怖くて抵抗できなかった。 高校1年の夏に、性交を強要され、「だれにも言うなよ」と口止めされた。 その後、週に1~2回、性交を強いられた。母に打ち明けても事態は変わらず、家出をしても連れ戻された。性交は同意の上で行っているという文書まで書かされた。【関連記事】性被害の影響は続く でも人生は支配させない サバイバー女性の歩み苦しんだフラッシュバック 裁判では実父の主張に傷つけられた 事情を知った当時の恋人が2…この記事は有料記事です。残り1417文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
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