「娘への罪、こんなに軽いのか」旭川・高校生殺人裁判 遺族コメント2026年6月23日 7時00分印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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北海道旭川市で2024年4月、17歳の女子高校生が橋から落ちて水死した事件で、殺人、不同意わいせつ致死、監禁の罪に問われた内田梨瑚(りこ)被告(23)に対する判決公判が22日、旭川地裁であった。田中結花裁判長は「人格や尊厳を踏みにじる犯行は非常に残虐で卑劣。被害者の死亡に直接つながる行為を決定して指示し、役割は共犯者より大きい」として、求刑通り懲役27年を言い渡した。裁判員が吐露「申し訳ない」 旭川女子高生殺人裁判 懲役27年判決 判決後、女子高校生の遺族が弁護士を通じて報道陣にコメントを発表し「残忍で想像を絶するほどの苦痛を受けて命を失った娘への罪が、こんなに軽いものなのか」などと心情をつづった。 全文は以下の通り。 □ 残忍で想像を絶するほどの苦痛を受けて命を失った娘への罪が、こんなに軽いものなのかと思っています。私たち家族からすれば、PayPayの残高を約10万円も使われて殺されているので、強盗殺人罪が適用されてもおかしくないと思っています。 娘は17歳で人生も夢も奪われましたが、内田被告人は、法律に守られて、刑務所での最長でもたった27年間の生活を終えた後は、出所して自由な生活を送り、新しい人生を送ることができるのです。亡くなった娘にどのように報告すればよいのか考えると、親として情けない気持ちになります。 事件から約2年が経ちましたが、私たち家族は、今もなお、辛く悲しい日々を送り続けています。そして、これからもこの悲しみが癒えることはありません。 しかし、法治国家では、私たち家族が、内田被告人に同じ苦しみを与えることはできないのです。 だからこそ、裁判所には、自分の家族が同じ目にあったらという視点で、被害者遺族の気持ちをも反映した適正な刑罰を与えて欲しいと願っています。日本の法律では、内田被告人の有期刑の上限は懲役27年で、それより重いのは無期懲役刑とのことです。私たち家族は、当然無期懲役刑以上の刑を科せられるべきだと考えていますが、仮に、無期懲役刑が刑の均衡等から科せられないとしても、有期刑の上限と無期懲役刑との差が大き過ぎます。特に今回のような殺人罪については、適正な刑を科すため、有期刑の上限を上げる法改正を検討していただくことを要望します。 今後、娘のような被害に遭う人、私たち家族のような思いをする人を生じさせる犯罪がなくなることを強く願っています。 これまで懸命に捜索に携わってくださった警察官の皆様、真剣に議論を尽くしサポートしてくださった担当検察官、弁護士の先生、真実を伝えようとしてくださる記者の皆様、そして、我がことのように心を痛め、温かいお悔やみの言葉やお花を寄せてくださった皆様には、この場をお借りして、心より深く感謝申し上げます。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません