現場から工事業者もコンサルも談合容疑 「信じられない」嘆くマンション住民長妻昭明印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする

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東京都の下町にそびえ立つタワーマンションには、初めての大規模修繕工事の足場が組まれている。だが、選考を進めていた工事会社や、助言を受けていた設計コンサルタントに談合の疑いが浮かび、工事は止まった。住民らでつくる管理組合の理事長を務めていた70代男性は「もうどこの業者も信用できない」と話す。 男性らは2023年9月、修繕工事の業者選びを始めた。築14年目。住人たちは工事の「素人」のため、業者選びなどを助言する設計コンサルへの依頼を決めた。業界紙で公募すると、すぐに10社ほどの応募があった。マンションの大規模修繕工事、東海地方でも談合疑い 20社立ち入りコンサル、課徴金や処分なしか マンション談合、工事業者との違いは マンション管理会社からアドバイスをもらいながら、実績や見積もりなどを踏まえて3社に絞った。各コンサルのプレゼンテーションを経て、一番実績があった会社に決めた。工事費の見積もりを出してもらうと、約6億5千万円だった。「談合か」新聞に踊った見出し 25年2月には業界紙で工事業者の公募を行い、応募があった15社から5社に絞った。見積もりを出すよう連絡をした数日後の3月、新聞に「マンション修繕、談合か」との見出しが踊った。 記事には、談合の疑いで公正取引委員会が工事業者約20社を立ち入り検査した、とあった。立ち入り先には、選考を進めていた5社のうち2社が含まれていた。 男性は頭が真っ白になった。今後どうなるのか、不安が募った。報道が出てから数日後、その2社を含む4社から辞退の連絡が入った。理由はいずれも「人手を確保できなくなった」。公取委の調査がどこまで拡大するか分からず、業者選びを止めた。2億円も下がった見積もり 報道が収まった5カ月後、業…この記事は有料記事です。残り864文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする