インタビューアメリカ発メディア「コンプレックス」日本で始動 編集長は元音楽家編集委員・後藤洋平印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする

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音楽やファッションなど、ジャンルを横断して若者文化を伝えるアメリカ発のメディア「コンプレックス」が6月、日本でも始動した。日本版の「コンプレックス・ジャパン」はインスタグラムでの発信のほか、今後はウェブ記事や映像配信に加え、イベントの開催や協業による商品企画も視野に入れているという。 編集長には香港発の文化を取り扱うウェブメディアの日本版である「ハイプビースト・ジャパン」で編集を担った阿部勇紀さん(43)が就任した。「ウェブメディアはどうしても受け身になりやすい。でもコンプレックスは自分たちでカルチャーをつくれる。それが面白いと思ったんです」 コンプレックスは流行を追って記事にするだけの媒体ではなく、アーティストやブランド、スポーツ団体の間に入り、新たな組み合わせを生み出してきた。村上隆と米大リーグ、ブラックピンクとディズニーの協業などにも関わり、ロサンゼルスや香港で開催する「コンプレックスコン」では音楽・ファッション・アート・物販を一つの空間に集め、メディア自体が文化の担い手となっている。ファッション特集はこちら 日本版も、海外記事の翻訳紹介にとどまるつもりはない。「日本のクリエーターやブランドを海外へ紹介し、まだ日本に入っていない海外の才能を国内へつなぐ役割を担いたい」と阿部さんは語る。「オンラインだからこそ、オフラインを大事にしたい。人が集まる場所や何かが生まれる環境もつくりたい」 1982年、東京都世田谷区生まれ。「家計に余裕があったわけではないけれど、母は僕のやりたいことを否定せず、比較的自由にさせてくれた」という。少年時代から現在に至るまで「だいぶ内気」だというが、バスケットボールをきっかけにヒップホップやブラックカルチャーに興味を持ち、音楽やファッションの世界へ近づいた。 法政大学在学中に休学し、オーストラリアのメルボルンへ語学留学。現地の仲間の影響で音楽活動を始め、ラッパーとリズム制作を担うトラックメーカーを兼ねた。帰国後は大手人材派遣会社の社員として就職したが、一時は音楽だけで生計を立てたこともある。だが、約10年の活動を終えて「やり切った」と感じ、現在は音楽から離れている。「日本からスターを生み出したい」 次に向かったのが文章の世界…この記事は有料記事です。残り843文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人後藤洋平編集委員|ファッション・メディア・文化担当専門・関心分野ファッション、メディア、文化関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする