フィンランドで日本人が仕掛けた「北欧初」の漫才大会 優勝ネタは宮坂奈津印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする【動画】フィンランドで北欧初の漫才大会 優勝コンビのネタは=北欧漫才プロジェクト提供

[PR]

拍手とともに舞台袖から登場したコンビがマイクを少しだけ上げる。 「Kiitos(キートス)!(どうも~)」。フィンランドの首都ヘルシンキから北に1時間ほどの街で2025年6月、「北欧初」の漫才大会が開かれた。 仕掛けたのは、フィンランドに住む高城(たかぎ)元(げん)さん(36)。 現地の公共放送では26年4月、日本のポップカルチャーをテーマにした番組で「Manzai」が取り上げられた。6月には第2回大会も開かれ、漫才の裾野が広がりつつある。 高城さんは仙台市出身。幼い頃からお笑い番組をよく見ていた。 芸人のラジオ番組も好きで、爆笑問題に憧れてラジオDJを目指した。コンビの2人が通った日本大学芸術学部に進み、お笑い好きの同級生とバラエティー番組に似せた動画を撮り続けた。 卒業後は制作会社や広告会社を転々とした。残業代が出ず、体にもこたえた。いつしか、目標もはっきり見えなくなっていた。 16年の冬、日本に留学中のフィンランド人の女性と出会った。後に妻となるこの女性と初めてフィンランドを旅すると、いくつものカルチャーショックを受けた。 例えば、レストランで初めて会った店員に「水いる?」と声をかけられたとき。聞くと、フィンランドでは「心がオープンだ」ということを示すため、友達同士のような口調で話すほうが好印象なのだという。 日本とフィンランドの文化の違いを紹介する動画にフィンランド語の字幕をつけて投稿すると、公開から1週間で10万回も再生された。 「こっちの方が面白い人生になるかも」。フィンランドでタレントになることを目指し、コロナ禍の20年夏、30歳で移住した。 文化の違いを紹介するだけでなく、日本のお笑いも広めたいと、フィンランド語で1人二役の漫才をして動画にした。 突然の路線変更に、ネット上では「頭がおかしくなった」と戸惑われた。「Manzai」は最初、フィンランドの人たちにとって「わけの分からないもの」だった。 それでも漫才動画の投稿を続…この記事は有料記事です。残り591文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

この記事の続きを読むなら今がお得。初回1カ月無料+Visaギフトカードが当たる▶今すぐ登録

この記事を書いた人宮坂奈津ネットワーク報道本部専門・関心分野民主主義、北欧関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする