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Aストーリーズ リニアのゆくえ 静岡工区着工(5) リニア中央新幹線について、JR東海と静岡県が自然環境保全協定を結び、手つかずだった静岡工区が年内にも着工される見通しとなった。9年にわたって停滞していた事業は大きな転換点を迎えたが、過去に例のない難工事や建設費の倍増など課題も持ち上がっている。リニアの行方はどうなるのか。JR東海で中央新幹線推進本部長や担当副社長を歴任し、プロジェクトを率いてきた宇野護副会長(72)に聞いた。【そもそも解説】リニアはどこを走る?神奈川、山梨、長野、岐阜に駅 ――ようやく全線着工が実現する見通しとなった。率直な感想は エポックメイキングなことで、静岡県知事や県民の方々、大井川の流域市町、静岡市をはじめとしたみなさんに感謝を申し上げたい。ただ、これでほっとしたということではなく、非常に難しく長い工事のスタートに向けて、しっかり準備しなければと強く感じている。また、南アルプストンネルの工事状況に基づき、なるべく早く開業時期を明らかにしたいとも考えている。 ――静岡工区の工事契約が結ばれたのは9年前。なぜこれほど時間がかかったのか。 環境アセスメントで、何の対策もしなければ工事によって大井川の水が最大毎秒2トン減るとの予測を示した。しっかり保全措置し、水利用者に不便をかけないともしていたが、「毎秒2トン」が独り歩きしてしまい、大井川流域のみなさんにご心配をかけることになった。 環境対策について、静岡県の専門部会や国交省の有識者会議で科学的な議論を尽くしてもらった。ただ、流域のみなさんに不安を和らげてもらえるかどうかは、JR東海をどれだけ信頼してもらえるかに通じる。そのためにもコミュニケーションを醸成し、結果的に時間がかかった。 ――最難関とされる南アルプストンネル工事にどう臨むのか 新幹線や在来線が走る地下に…この記事は有料記事です。残り1256文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
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この記事を書いた人細沢礼輝東京社会部|鉄道担当専門・関心分野鉄道を中心とした運輸部門関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする






