コラム・寄稿これまでにない感覚残したイングランドの戦い 次のユーロこそは解説者印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする
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「これ以上ないほど有利な状況に持ち込んだ。それなのに、どうすればいいのか分からなくなった」 試合終了直後、元イングランド代表主将で、かつて歴代最多得点記録も保持していたウェイン・ルーニーは、BBCでそう語った。【略歴】 Ben Mabley。1983年生まれ。英国出身。オックスフォード大で日本学を専攻。2012年から日本で海外サッカー番組に出演し、14年からプレミアリーグ中継の解説を担当。3歳だった1986年メキシコ大会からW杯を見続けてきた。著書に「プレミアリーグ全史1~3」(平凡社)。 ◇ 「メキシコ戦と同じことをしてしまった」と、代表時代のチームメートだった元GKジョー・ハートが続けた。「扉に鍵をかけようとした。だが、それでリオネル・メッシにより多くボールを持たせてしまった。しかも、彼はどんな扉でも開けられる合鍵を持っている」逆効果だった日本の「W杯優勝」目標 二つの問題とのぼるべき段階 ワールドカップ(W杯)と欧州選手権(ユーロ)を合わせた直近5大会で4度目となる準決勝も、イングランドの新たなタイトル獲得には結びつかなかった。優勝からの空白は、ついに60年を超える。 その中でも今回が最も落胆の大きい敗戦だったように思う。胸をえぐられるような、強烈な失望ではない。むしろ心に何も残らないような、空虚さだ。 1966年W杯で優勝し、2年後のユーロで4強入り。その後の半世紀で準決勝へ進んだのはわずか2度しかない。 だから、2018年W杯、ク…この記事は有料記事です。残り1361文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
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