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映画「カメラを止めるな!」などへの出演で知られる俳優のしゅはまはるみさん(51)は、6月に結婚を発表し、夫が姓を変えたことも公表しました。離婚の経験があり、再婚に興味はなかったといいますが、バラエティー番組への出演をきっかけに結婚相談所で婚活を開始。現在の夫と出会い、10日ほどで結婚を決めたといいます。その経緯を聞きました。(朝日新聞withnews・川村さくら)結婚は「面倒」だと感じていた――再婚したいと思い始めたのはいつだったのでしょうか。全く考えてなかったです。そんな面倒くさいことしたくない、ってくらい。人と暮らすのに向いてないし、自分のことで精いっぱいで、もう1人のことまで責任を担っていくのはちょっと考えづらいなと……。――「人と暮らすのに向いていない」のはなぜだったのでしょう。仕事柄、生活リズムが不規則で、例えば朝5時のロケだと2時とか3時とかに起きて準備しないといけない。旅行の荷物を2週間くらい放置しちゃうことだってあるし、相手に気を遣いながら生活するのはしんどいなって。――恋愛からはずっと離れていたんですか。29歳から33歳まで結婚していて、そのあとは結婚する気はないけど、マッチングアプリをしてお相手がいた時期もありました。孤独死のニュースなんかも目にするので、お互い生存確認ができるような相手がいたほうが安心だなって。番組で婚活経験、やがて本気に――そんな中、2025年末、バラエティー番組(ABEMA「ダマってられない女たちseason2」)で結婚相談所での婚活を経験されました。出演オファーをもらって、おもしろそうだなって思いました。お見合いがどんな感じなのか気になりましたし、ワンチャン良い出会いがあるかもしれないし。なのでお受けしました。――再婚へ本気になったのはいつからだったのでしょう。番組ではおひとりとお見合いして、あと婚活パーティーでもおひとりとマッチングしました。お見合いのお相手は年収1億円で、結婚には我慢が必要だと思っていたけど、家が大きければ生活空間も分けられるなあって気づいたときに、自分がこれまで結婚を考えなかった理由は案外ささいなことなんだって感じられるようになりました。――その後、年末に結婚相談所で婚活を正式に始めたとSNSで発表されていました。番組が終わって、1億円の方からはお断りされたんですけど、婚活アドバイザーの植草美幸さんから言われた「『この人のために何かしたい』と思える相手に出会えば幸せになれる」っていう言葉がずっと心に残っていたんです。それで本気になってみようかなって思いました。――結婚相談所を介して何人の方とお会いになりましたか。15人の方とお会いしました。最初の半月くらいは自分の写真を用意したり、プロフィルを作成したり、身分や収入を証明するための書類を取り寄せたりと準備があって、実際にお見合いを始めたのは年が明けてからでした。――マッチングアプリと結婚相談所での婚活はどう違いましたか。最初にお相手について、子どもはいるか、養育費は払っているか、ご両親がどうしているかなどが分かるのと、年収や独身を証明するものも提出が義務なので、安心感がありました。お見合いから10日で「結婚したい」――夫となる髙野輝次さん(現在の姓は主浜)とは、いつごろお見合いをされたのでしょう。向こうからお申し込みをいただいたのが3月でした。映像制作会社をやっている髙野さんとは実は初対面じゃなかったんです。「どこかで会ったことあるなあ」って思いながらも、思い出せなくて……。実際は2025年7月に1日だけの仕事で5分くらい世間話をしていました。――どのようにデートを重ねられましたか。結婚相談所の決まりで、最初はホテルのラウンジのようなしっかりしたところでお見合いをするんです。それから2回お散歩デートして、お見合いから10日ぐらい経ったところでもう「結婚したい」と考えていました。――何が決め手だったのでしょう。1回目のデートは桜が咲き始める時期だったので芝公園から東京タワー、麻布台ヒルズ、六本木ヒルズまで歩きました。お互いに散歩が好きだったんです。2回目は門前仲町の川沿いを歩いて、雨だったので早めに切り上げておすしを食べました。まだ手をつなぐこともない仲でしたけど、ただ2人で並んで歩くのがいやじゃなかったんです。特に会話がなくても気を遣わずに歩けたことが大きかったです。「自分が姓を変えればいいだけの話」――結婚まではどのようなプロセスだったのでしょう。仮交際から、他のお相手とは連絡が取れなくなる「真剣交際」に移行して、事実婚にするかとか住む場所はどうするかとか、具体的な話を始めました。私は元々は名字を変えたくないという考えでしたが、この人の名字ならいいって思えて、「ぜひ髙野になりたいから結婚してください」って言ったんです。でも髙野さんは、選択的夫婦別姓ができない今、手続きやアイデンティティーの面で女性だけに不利益があるのは嫌で、事実婚を希望していました。私とのことを考えるうちに、「自分が変えればいいだけの話かと気づいた」「僕が姓を変えます」って言ってきてくれました。――その申し出をどう受け止められましたか。「せっかく髙野になってもいいとまで思っていたのに、私のこの気持ちはどうしたらいいんだ!」とは思いました(笑)。でもやっぱりもともとは改姓したくなかったから、時間とともに喜びに変わっていきました。――発表では、しゅはまさんが「過去の結婚経験から改姓を望んでいなかった」と書かれていました。もともとは「主浜」っていう名字が面倒だったんです。電話で伝わらないし、書いても「なんと読むんですか」って聞かれるし。そのあと必ず出身地も聞かれて、「私は東京出身ですけど、元々は岩手のほうらしい」とか答えないといけなかった。「私この話を人生で何回してるのかな」って思ってました。だから、過去の結婚のときは改姓することについては何とも思ってなかったんです。でも離婚して主浜に戻ったときに「ただいま」って強く思ったんです。やっぱり私の名字は主浜だってしっくりきて、前より愛着を感じて、今では一連の説明も上手になりました(笑)。それで、もう姓を変えるのはなしかなって考えていました。――結婚と同時に髙野さんの改姓も発表されたのはどうしてですか。髙野さんは自分の姓を変える手続きを「楽しみたい」と言っていて、楽しんでいる姿も文章とかで伝えられたらと話していました。それってnoteとかアメブロに書くってことかと思って、じゃあ髙野さんの姿やお名前も外に出していいのかなって思いました。よくよく話してみると、あくまでFacebookの友達限定の投稿くらいで収めるつもりだったらしいんですが、発表については快諾してくれました。あとは、有名人がよく結婚発表で「お相手は一般の方で」って言うのにすごく違和感があったんです。一般じゃない人と一般の違いが分からないし、しっくりこないなあって。相手と自分の関係に集中して考えられた――今も「髙野さん」「しゅはまさん」呼びですか。そうなんです。徐々に減ってはきましたが、会話も7割くらいは敬語です。違和感もないので、こういうのもいいかなって。実は同居もしてないんです。いま実家では父を在宅介護していて、それを母ひとりにさせたくなくて。髙野さんには最初からそのことも伝えていて、「ご両親と幸せに過ごしてください」「なんでも頼ってください」って言ってくれていて、病院まで送迎してもらうこともあります。――どんなところが好きですか。1個にしぼれない(笑)。芸術家肌で、おうちの器は髙野さんか、髙野さんの陶芸の先生がつくったものなんです。あとお店を決めずにデートしていて何食べようってなるときにも気づいたらすぐ電話して予約を取ってくれるんです。迷わないところが頼もしい。歩くし走るし、移動が苦にならない人。こないだも京都まで一緒に車で行きました。車内では話をしたりしなかったり音楽をかけたり、2人でいるだけで十分な空気感が好きです。――50歳を超えての言うなれば「中年結婚」ですが、よかったことはありますか。子どものことを考えなくていいのはメリットなんじゃないかと思います。もう産まない、産めない。20代30代、なんなら40代前半でも一番悩むじゃないですか。ほしいなあとか産めるかなあとか。それがもうないからお相手と自分のことだけに集中して考えられました。――結婚を通じて感じたことがあれば、うかがいたいです。つい最近までスカートをはきたくなくてパンツスタイルで生きてました。パンツは、走れる逃げられる蹴れるって自分なりの防御だったんだと思うんですけど、髙野さんといると安心感しかなくて、今はスカートを着ていても一緒にいれば何も怖くないなって思えるんです。髙野さんは目が合うといつも「かわいい」って言ってくれます。一緒にいると恥ずかしいくらい乙女な気持ちになって……。ぴったりしっくりする方と出会って、私は自分の知らない自分を見つけました。【しゅはまはるみさん】1974年東京都出身。高校時代に俳優活動を始め、映画「カメラを止めるな!」では主人公の妻・日暮晴美役を演じ、東スポ映画大賞新人賞を受賞。日本テレビ「ファーストクライ」第3話(7月22日放送)にメインゲストとして出演。ニュースが身近になるメディア「withnews」https://www.asahi.com/withnewsTikTokアカウント:https://www.tiktok.com/@withnewsYouTubeアカウント:https://www.youtube.com/@withnewschannel