現場から夫婦の姓はくじ引きで 「せーの」で引いたら…妻に起きた心境の変化熊谷姿慧印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
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「結婚で名字を変えるのは女性」。そんな慣習にあらがおうと、東京都内のあるカップルが選んだ夫婦の名字の決め方は「くじ引き」。その結果、見えたものとは――。 2024年に結婚した都内の会社員女性(27)は生まれながらの名字に強いこだわりがあったわけではない。「私が変えてもいいよ」と、後に夫となる男性(26)に伝えたこともあった。 考えが変わったのは、結婚の準備中のこと。男性が両親に「相手側の名字になる可能性もある」と伝えると驚かれ、反対された。そのやりとりに女性は「女性が変えるのが当然」と思われているようで、違和感を抱いた。 「女性が名字を変えるものとされる慣習に加担したくない」。ふいに、そんな思いが頭をもたげた。無条件に相手の名字にすることは、不平等な社会構造を肯定するように感じた。「やっぱり嫌かも」 話し合いをする中で、互いの名字への思いの強さが違うことにも気づいた。女性はどちらにしても同じ名字がいいと考えていたが、男性は相手の名字になるくらいなら、まだ実現されていない別姓婚がいいと考えていたのだ。 夫婦の名字は、親を含め、誰の意見にも左右されず自分たちの意思で決めたい。でも議論して、どちらかが説き伏せると「変えさせた」「変えさせられた」と2人の関係にわだかまりを残すかもしれない。 たどり着いた結論は、「くじ引き」だった。 名字への思いの強さを反映しようと、夫の名字になる確率を3分の2に、妻の名字になる確率は3分の1にする傾斜をつけることにした。2人ならではの「フェア」な形だった。 準備は厳格に進めた。女性が…この記事は有料記事です。残り455文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人熊谷姿慧ネットワーク報道本部専門・関心分野福祉、教育、ジェンダー・セクシュアリティ関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする






