現場から染田屋竜太印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする
[PR]
霧のような雨の中、東京都調布市の住宅街に1台の白いバンがやってきた。 一軒家の玄関から、この家に住む木下敦子さん(83)が顔を出す。「お世話さまです。いつもありがとうございます」 庭に止まったバンから3人の男女が次々と降りて、敦子さんに元気に声をかける。「いつもありがとうございます。よろしくお願いいたします」 ぎっしりと物品が詰まったバンの荷台からホースやタオルなどを取り出し、敦子さんの夫の隆靖(たかやす)さん(87)がベッドで寝る部屋に運び込んだ。 2人がかりで持ち込んだプラスチック製のピンク色の浴槽に、バンにつないだホースから湯が注がれる。訪問入浴サービス大手「アースサポート」で入浴介護をする三平淳史さん(37)が、慎重に温度を確かめていた。キャリアは15年。「冬場だと体温に近い温度に上げます。夏場だとのぼせてしまう方もいるので、気をつけています」。この日の湯温は39度だった。 「木下さん、ご気分いかがですか」。スタッフが話しかけると、隆靖さんは横になったまま静かに2回ほどうなずいた。 「それでは、浴槽の方に移りますね。力加減はいかがですか」。「大丈夫」と隆靖さんが応じると、3人ががっちりと体を支え、タイミングを合わせて隆靖さんの体を持ち上げ、浴槽にゆっくりと下ろした。【動画】訪問入浴介護では、3人が声をかけながら体を洗っていく=2026年5月、東京都調布市、染田屋竜太撮影リクエストあるが減る訪問入浴の事業所 「お客さんの体重とかによって、加減が違う。タイミングを合わせるのがやっぱり大事です」と三平さんは話す。 訪問入浴介護は、自宅の浴室で入浴するのが難しい人に組み立て式の専用浴槽を持ち込んで入浴してもらうサービスだ。1回の訪問に看護師(准看護師)1人と介護職員2人の計3人で対応することが厚生労働省令で定められている。 「洗っていきます」。3人は…この記事は有料記事です。残り1426文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
この記事の続きを読むなら今がお得。初回1カ月無料+Visaギフトカードが当たる▶今すぐ登録
この記事を書いた人染田屋竜太東京社会部専門・関心分野事件・事故 国際ニュース(アジア)関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする






