ストーリー2026年7月15日 12時02分ダラス近郊=岩佐友 印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする

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(サッカーワールドカップ〈W杯〉北中米大会 準決勝 スペイン2―0フランス) 一瞬の隙を見逃さなかった。 スペインの左クロスをフランスのDFディニュがヘディングし、球が浮いた瞬間だ。背後からFWヤマルが急加速で迫った。相手が左足でクリアしようとしたところに体を入れて、PKを獲得。前半22分の先取点につなげた。 準々決勝の後、ヤマルの発言が話題になった。 「フランスが恐れるべきは、スペインだ」 19歳の誕生日を迎えた試合前日、その真意を会見で問われると、当然のように言い切った。 「『フランスが怖いか』と質問されたから、『もちろん怖くない』と答えた。自分たちは欧州王者だ」 2年前の欧州選手権準決勝のフランス戦。当時16歳だったヤマルは鮮やかな同点ゴールを決めて、世界にその名を知らしめた。 再現が期待されたこの日。言葉通り、恐れることなく、自信を持ってプレーした。ドリブルやパスで好機を演出し、右サイドを支配。後半にはシュートがネットを揺らしたが、オフサイドの判定だった。得点こそ奪えなかったものの、優勝候補筆頭と目された強敵を相手に、チームを完勝へ導いた。 注目度が高いだけに、7試合で1ゴールという数字は物足りなく映る。それでも決勝で活躍すれば、ヒーローになれる。16年ぶりの世界一へ。母国の期待を背負い、「神童」が大舞台に立つ。エムバペ、枠内シュート0本 二度あることは三度ある、が悪い形で現実となった。フランスは2024年欧州選手権と25年欧州ネーションズリーグに続き、3年連続で準決勝でスペインに敗れた。 ボールを握られることまでは想定内だったはず。ただ、得意のカウンターも、全員で素早くボールを奪い返しに来るスペインに封じられた。相手ゴール前のパス交換はちぐはぐ。デシャン監督は「これまでより多くのミスを犯した」。攻撃の中心だったFWオリセを途中で下げざるを得ず、FWエムバペは枠内シュート0本に終わった。 残る3位決定戦へ向け、DFラクロワは必死に前を向いた。「起きてしまったことの大きさばかりを考えても仕方がない。次の試合へ切り替えたい」【動画】W杯準決勝でスペインがフランスに勝ち、4大会ぶりの決勝進出を決めた。スポーツ部の岩佐友記者が解説する=内田光撮影有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

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