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地元の球技場に、地元の国宝の名前を――。 ネーミングライツ(命名権)を取得しながら、自社名をつけなかった企業がある。遠軽町で創業120年を迎える、地域有数の総合建設業「渡辺組」だ。なぜか。 通常ネーミングライツは社名や商品・サービスの認知のため利用されることが多い。だが、ラグビーやサッカーができる「えんがる球技場」の愛称は7月1日から、「BLACK STONES Field(ブラックストーンズフィールド)」となった。元航空会社員が率いる「課題解決型」企業 町出身の渡辺勇喜社長(43)は、北海道大学経済学部でマーケティングを学んだ後、全日本空輸(ANA)に入社。「ANAのふるさと納税」立ち上げなどを手掛け、全国の自治体への飛び込み営業をした。2018年に家業の渡辺組に入り、20年に37歳で社長に就任した。 社は、総工費約62億円の町新庁舎建設など、地域のインフラ整備のほか、町に結婚式や宴会ができる場所がなかった時代にホテル経営に乗り出し、遠方から遠軽高校へ入学する生徒のための下宿運営に関わってきた。地域課題の解決もビジネスの基軸だ。「社会貢献は使命であり、当たり前の取り組み」という。もどかしかった「黒いカレー」 渡辺社長の転機は23年6月。町で出土した黒曜石製の石器が日本最古の国宝に指定されたことだ。 町内では観光振興のため「黒…この記事は有料記事です。残り910文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

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この記事を書いた人戸田拓北海道報道センター|記者専門・関心分野文化、学術、音楽、動画関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする