インタビューピュリツァー賞作曲家に聞く、時代つなぐ音楽「私は先祖と対話する」野城千穂印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする

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今年のピュリツァー賞(音楽部門)を受賞したガブリエラ・リーナ・フランク(53)は、アメリカの女性作曲家。自身のルーツの一つであるラテンアメリカの歴史や文化を色濃く反映した作品を生み出し続けている。 ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場で5月に上演された自身初のオペラ「フリーダとディエゴ 最後の夢」が日本の映画館で今月上映されるのを前に、インタビューに応じた。 ◇実在の画家フリーダ・カーロをモデルに オペラ「フリーダとディエゴ」(2022年に初演)は、メキシコの実在の画家夫妻、フリーダ・カーロ(1907~54)とディエゴ・リベラ(1886~1957)をモデルとした物語。 舞台は1957年のメキシコ。老いた夫のディエゴ(カルロス・アルバレス)は、3年前に亡くなった妻フリーダ(イザベル・レナ―ド)との再会を強く望む。冥界にいるフリーダは死者の番人に促され、しぶしぶ24時間限定で地上に戻ることに――。 メキシコの伝統的な「死者の日」の文化を背景に、夫妻の苦悩や喜びをドラマチックに描く話題作だ。 色鮮やかな衣装や舞台美術とともにフリーダたちの神秘的な世界観を形作っているのが、フランクが手がけた音楽。 全体を通して、特にマリンバが印象的に使われている。マリンバの素朴な柔らかい音が、他の楽器と組み合わさることでまた違った表情を見せる。 「例えばクラリネットと合わせると、非現実的でシュールな世界観を生むことができた。メキシコの音楽にとって重要な楽器の一つであるマリンバを使いながら、楽譜に新たな質感を持たせることができたのではないかと思います」 「作曲にあたり、私は毎日フリーダの存在を感じていました。もっと自信を持って、もっと大胆に色を使って、と声が聞こえてくるようでした」「肌が茶色い女性でも」 幼少より育まれたラテンの誇り フランクにとって、フリーダは以前からなじみ深い存在だったという。5、6歳の頃に母からフリーダの画集を与えられた。「母は、ラテン系女性のロールモデルになるような人物を私に教えたいと思っていたのです」 フランクは米国カリフォルニ…この記事は有料記事です。残り754文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

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この記事を書いた人野城千穂文化部|音楽担当専門・関心分野音楽、舞踊関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする