米中間選挙で「ねじれ議会」現実味 トランプ氏の支持率低迷で試練編集委員・園田耕司印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
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皆さん、こんにちは。 米イラン間で停戦合意に向けた協議が不安定ながらも続く中、米国内では11月の中間選挙への関心が高まっています。4年に1度の大統領選の2年後にある中間選挙では上下両院選が行われ、大統領に対する事実上の信任投票とされます。その結果は米国内のみならず、日本を含む世界に影響を及ぼしかねません。 私がワシントン特派員だった時に、選挙情勢や政局について話を聞いていた米バージニア大政治センターの選挙分析専門家、カイル・コンディック氏によると、今回の中間選挙では、下院で民主党が過半数を奪還し、上院は共和党が過半数を維持する可能性が高いとの見立てでした。トランプ政権1期目の2018年中間選挙がまさにそうでしたが、トランプ大統領の支持率が下がる中、民主党に勢いがあるそうです。 予測不能のトランプ米大統領ですが、曲がりなりにも政権基盤が安定しているのは、共和党がホワイトハウス、上下両院の三つを支配する「トライフェクタ(trifecta)」を達成しているためです。仮に一角が崩れて「ねじれ議会」が出現すれば、政権基盤が不安定化して内政上の混乱が深まり、対日政策を含めた米国の外交・安全保障政策にも影響してくる可能性があります。下院選、共和党の「ゲリマンダー」でも民主党の勢い衰えず 今回のニュースレターは、ワシントンの政治関係者の間で的確な選挙分析で知られるコンディック氏の話をもとに、米国の中間選挙の行方について考えてみたいと思います。 大統領選と大統領選の間にある中間選挙では州知事選などもありますが、大きな注目を集めるのは主に上院と下院の選挙です。 下院(定数435人〈共和党218、民主党212、無所属1、欠員4〉)は2年ごとに選挙が行われ、全議席が改選対象になります。過半数は、218議席です。 一方、上院(定数100人〈共和党53、民主党45、民主党系無所属2〉)は、任期6年間の上院議員の議席が2年ごとに3分の1ずつ改選対象になります。今年の対象は、35議席(共和党22、民主党13)。民主党が上院全体の過半数(51議席)を奪還するには、今回の上院選で現有議席を守り、さらに4議席を上積みする必要があります。 コンディック氏は「今回の中間選挙は、民主党が極めて強かった18年中間選挙と似た状況にあると感じられる」と強調しました。上院選、民主党の4議席上積みはハードル高いか 下院選をめぐっては、共和党は今回、南部を中心に「ゲリマンダー」と呼ばれる自党が有利になるような選挙区割りをしたことで、6議席程度の上積み効果を生み出していると言います。それでもコンディック氏は、現在の民主党の勢いにはそれを上回るものがあり、民主党は最終的に下院を奪還する可能性があると見ています。 一方、上院選については、「…この記事は有料記事です。残り1777文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません







