現場からニューヨーク=田中恭太印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
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サッカーワールドカップ(W杯)北中米大会に、52年ぶりのカムバックを果たしたのがカリブ海の国ハイチだ。大統領暗殺やギャングの台頭などで政情が安定せず、大地震などでも大きな被害を受けている。W杯開催地の米国でも移民規制の強化などで苦難を強いられるなか、半世紀ぶりの出場はハイチ系の人々に団結と興奮をもたらした。カボベルデ、離散の歴史の先に 故郷と「11番目の島」結ぶサッカー勝ち進むブラジル、熱狂する若者 サッカー王国の「熱源」はどこに ハイチがブラジル戦に臨んだ6月19日夜。ハイチ移民が多く住むニューヨーク(NY)市内では、大型アリーナでパブリックビューイングが開かれ、青と赤の代表ユニホームを着たハイチのサポーターが集結した。 予想通り強豪ブラジルが優勢な試合展開に。それでも会場では、ハイチの選手がボールを奪うだけで観客の多くが立ち上がり、悲鳴のような声援が上がった。0―3で2連敗となったが、熱気は終始、ブラジルファンを圧倒していた。 ハイチは米南東部フロリダ州マイアミから南東に1千キロほど。北海道より一回り小さいイスパニョーラ島の西側3分の1を占める。女子テニスの大坂なおみ選手の父親の出身地でもある。 1804年に中南米で最初に独立を果たした国として知られる。一方、旧宗主国フランスに巨額の賠償金を支払わされたことなどで発展が遅れた。独裁政権が長く続き、民主選挙後も軍事クーデターが発生するなどし、現在も政治や治安が不安定な状況が続く。2021年には当時のモイーズ大統領が暗殺された。【連載】やっと出られた! サッカーワールドカップ史上最多48カ国が参加するサッカーワールドカップ北中米大会には「はじめまして」や「お久しぶり」のチームも顔を出します。夢の舞台にかける各国サッカー界の動きと、代表チームに託す人々の思いを伝えます。 国内ではギャングが台頭する。国連によると、首都ポルトープランスの約9割がギャングの支配下にあり犯罪が横行。今年1~3月だけで少なくとも1642人がギャングの暴力や治安部隊の作戦などにより死亡した。日本の外務省は全域に退避勧告を出している。トランプ政権が移民取り締まりを強化 こうした経緯から、かねて米…この記事は有料記事です。残り1247文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
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この記事を書いた人田中恭太ニューヨーク支局専門・関心分野国連、米国社会、国際情勢、裁判、独占禁止法関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする






