「記憶こそ、人間に大切なもの」 中国映画「春樹」「ルオムの黄昏」牧野愛博印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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発展のなかで忘れ去られていく「記憶」をテーマにした中国映画「春樹」と「ルオムの黄昏(たそがれ)」が10月25日での閉館が決まったシネスイッチ銀座(東京都中央区)で、3日に2作品同時公開された。中国の朝鮮族3世のチャン・リュル(張律)監督は「記憶は、人間にとって最も大切なものの一つ」と語る。「何十年ぶりに実家に戻った感覚」 パク・ユチョンが語る心境の変化 「春樹」の舞台は中国南西部・四川省成都市にある朽ちた映画制作所の跡地。主人公の女優、方春樹は、出身地の成都の言葉を忘れてしまったために映画の役を得られず、失意のままに故郷に戻る。春樹にかつて「俳優として大成するためには標準語を覚える必要がある」と助言した演技指導者、張梅は認知症になり、映画制作所の跡地をさまようように歩き回る毎日だ。 チャン監督は成都にある峨眉(がび)映画制作所を散策中、現在は使われていない跡地部分が撤去されることを知った。「1958年からの歴史を持ち、かつて北京や上海、長春と並ぶ大規模映画制作所で、多くの映画が生まれた場所。そんな場所にまつわる記憶がなくなってしまうのは惜しいと思った」と振り返る。制作所側に「1カ月だけ映画を撮影する時間が欲しい」と頼み、撮影しながら、シナリオを考えたという。■監督が「若い人こそ見てほし…この記事は有料記事です。残り624文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

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この記事を書いた人牧野愛博専門記者|外交担当専門・関心分野外交、安全保障、朝鮮半島関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする