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日本高校野球連盟と朝日新聞社が、高校野球の発展と育成に尽くした指導者をたたえる「育成功労賞」に、大口(伊佐市)の野球部監督、広瀬裕二さん(65)が選ばれた。「自分のような素人監督がいただいてよいのか迷ったが、(野球部の)3年生2人のために受けることにしました」と静かに喜びを語る。 監督や責任教師として指導者を通算30年近く務め、休部していた同校野球部を復活。人間形成を重視した一貫した指導が評価された。 広瀬さんが学生時代に打ち込んだスポーツは剣道。英語の高校教員となり初めて赴任した種子島で、校長から野球部の監督になるよう言われたのが、出発点となった。その後、出水や大島、加治木、母校の鹿児島中央など各校で野球の指導を続けてきた。 掲げるのは「目標は甲子園、目的は人間形成」。「来た生徒を宝物として丁寧に育てる」を信条として、一人ひとりの個性を尊重し、「礼儀・あいさつ」を大切に指導してきた。休部の野球部を復活 2023年4月の大口への2度目の赴任時、野球部は休部状態だった。翌年春に2人の新入生(今の3年生)が入部し、活動が再開。試合経験を積めるよう、少ない部員だが他校との連合チームで大会に出場し、「全員が主役」になれる環境づくりをしてきた。 今回の受賞に教え子や仲間から祝福が相次いだ。「自分の喜びより、周りが喜んでくれたことが100倍うれしい」 「情報があふれる時代でも、志を高く、仲間と苦難を乗り越える力は変わらず大切。感謝を忘れず、当たり前を徹底してほしい」と球児たちへメッセージを送る。勝ち星はまだないけど… 選手2人の思い 育成功労賞を受けた広瀬監督…この記事は有料記事です。残り598文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

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